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J-GLOBAL ID:201802230916586056   整理番号:18A0479040

EleveninはトビイロウンカNilaparvata lugensにおけるG蛋白質共役受容体NlA42による体色を調節する【Powered by NICT】

Elevenin regulates the body color through a G protein-coupled receptor NlA42 in the brown planthopper Nilaparvata lugens
著者 (5件):
資料名:
巻: 258  ページ: 33-38  発行年: 2018年 
JST資料番号: A0844B  ISSN: 0016-6480  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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神経ペプチドeleveninと類似した神経ペプチド前駆体であるいくつかの無脊椎動物で一般的であるが,大部分の種においてそれらの生理機能は調べられていない。トビイロウンカ,Nilaparvata lugens(Stal)はelevenin様ペプチドと環形動物Platynereis dumeriliiのelevenin受容体と相同なG蛋白質共役受容体(GPCR)NlA42を持っている。Nl eleveninまたはNlA42遺伝子のRNA干渉(RNAi)仲介ノックダウンはクチクラのメラニン沈着をもたらした。イオン輸送ペプチド(ITP)もメラニン沈着を誘導するが,特発性血小板減少性紫斑病とは異なり,NlEleveninとNlA42のノックダウンは羽化後の翼展開または活性に影響しなかった。野生条件では短翅型個体と比較した場合,長翅型個体は暗く体色を示したが,RNAi実験はインシュリンシグナル伝達とNl eleveninシグナル伝達は独立して翼形態と体色を調節することを示唆する。NlEleveninは主に脳で発現していたNlA42は腹部外皮と脳で高度に発現した。エクオリンを用いた信号カルシウムアッセイは,HEK293細胞で異種発現したNlA42は10~ 9Mの低濃度から合成Nl eleveninペプチドに対する反応を示したことを示した。これらの結果は,神経ペプチドNl eleveninはその受容体NlA42によるメラニン沈着の調節に関与していることを示唆した。これは昆虫のelevenin様ペプチドの生理機能に関する最初の報告である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  稲作  ,  害虫に対する農薬 
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