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J-GLOBAL ID：201802230922833311   整理番号：18A0139869

凝固性亢進と片頭痛【Powered by NICT】

Hypercoagulability and Migraine

著者 (2件)： Tietjen Gretchen E. (Department of Neurology, University of Toledo College of Medicine and Life Sciences, Toledo, OH, USA) ,  Collins Stuart A. (Department of Neurology, University of Toledo College of Medicine and Life Sciences, Toledo, OH, USA)
資料名： Headache  (Headache)
巻： 58  号： 1  ページ： 173-183  発行年： 2018年 
JST資料番号： A0110B  ISSN： 0017-8748  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 背景:文献の増加は,特に前兆を伴う,片頭痛患者は虚血性脳卒中のためのではなく,増強されたアテローム性動脈硬化症によるリスクが増加していることを示唆した。微小塞栓誘発性虚血は,他の片頭痛患者が一過性虚血性発作における皮質拡延性抑制(すなわち,症候性前兆)を生じるという理論は,片頭痛(前兆を伴う)と脳卒中とのリンクとしての凝固性亢進の潜在的役割を強調した。目的:本研究では,種々の獲得または遺伝性血栓性状態を伴う片頭痛の関連を評価する文献,高いエストロゲン濃度に関連した,内皮活性化と機能障害,抗リン脂質抗体(aPL),凝固阻害剤の欠乏,およびある種の遺伝的多型の存在を含むを要約することである。所見:決定的な研究は不足しているが,利用可能な証拠の優越性は片頭痛を結びつける,特に前兆,エストラジオール(例えば,経口避妊薬[OCP]使用,妊娠),血栓と赤血球増多症,von Willebrand因子(vWF)抗原,フィブリノーゲン,組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)抗原,内皮微粒子のレベルが増加した。片頭痛との関連の研究は,aPL,ホモシステイン,蛋白質S,およびメチレンテトラヒドロ葉酸レダクターゼ(MTHFR)C677T多型のための相反している。片頭痛との関連は第V因子ライデンのメタ解析,およびプロトロンビン遺伝子変異の認められなかった。大,若年虚血性脳卒中試料の中で,前兆を伴う片頭痛は血栓性状態と卵円孔開存(PFO)と関連していた。脳卒中集団において,メタ分析は,前兆(MA)をもつPFOと片頭痛の関連を示すが,二集団ベース研究は,リンクを支持しない。勧告:MA者と(1)血栓症の個人歴または家族歴,または(2)微小血管虚血のまたは脳卒中のMRI証拠では,凝固性亢進の評価が必要である。MA単独の場合,内皮活性化(例えば,vWF,高感度C反応性蛋白質[hsCRP],フィブリノーゲン)のマーカーのスクリーニングを考察した。他の脳卒中リスク因子の厳密な管理が重要であるが,片頭痛の治療における抗血栓剤の有効性が実証されていない。PFOの閉鎖は,負の無作為化試験に基づく日常的には推奨されない。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 遺伝子多型 ,  内皮 ,  血栓症 ,  メタ分析 ,  ランダム化比較試験 ,  アテローム性動脈硬化症 ,  虚血 ,  患者 ,  機能障害 ,  危険因子 ,  脳卒中 ,  妊娠 ,  フィブリノーゲン ,  *片頭痛 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  含硫アミノ酸 ,  第一アミン

著者キーワード (5件)： 片頭痛 ,  前兆 ,  凝固性亢進 ,  ストローク ,  polymorphisms

分類 (1件)： 循環系の疾患  (GJ03000C)

物質索引 (1件)： ホモシステイン

タイトルに関連する用語 (2件)： 凝固性亢進 ,  片頭痛