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J-GLOBAL ID：201802231237110157   整理番号：18A0611423

低窒素ストレス下の植物におけるアントシアニンの保護的役割【Powered by NICT】

Protective role of anthocyanins in plants under low nitrogen stress

著者 (2件)： Liang Jian (School of Life Sciences and State Key Laboratory of Agrobiotechnology, Shenzhen Research Institute, The Chinese University of Hong Kong, Sha Tin, New Territories, Hong Kong Special Administrative Region) ,  He Junxian (School of Life Sciences and State Key Laboratory of Agrobiotechnology, Shenzhen Research Institute, The Chinese University of Hong Kong, Sha Tin, New Territories, Hong Kong Special Administrative Region)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 498  号： 4  ページ： 946-953  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 窒素(N)は植物の主要栄養素が,植物成長と作物収量の制限因子である。N欠乏に適応するために,植物はアントシアニンの蓄積を含む適応応答を進化させてきた。しかし,蓄積したアントシアニンは低Nストレス下での植物耐性の成分の一部かどうかは不明である。,低N誘起アントシアニンはArabidopsis thalianaの低窒素耐性に実質的に寄与することを示した。,MYB75(PAP1)欠損変異株,Arabidopsisにおけるアントシアニン生合成を正に調節することをMYBタイプ転写因子,pap1 1は野生型植物と比較して低Nストレスに有意に減少した生存率を有することが分かった。同様に,ジヒドロフラボノール4-レダクターゼ(DFR)の重度欠損を伴う変異体,アントシアニン生合成の鍵酵素であるtt3も低Nストレス下において,非常に低い生存率を示した。これらの結果は,アントシアニン類は低Nストレスに対する植物耐性の実質的な要因であることを示した。さらに,LC-MSを用いたメタボロミクス解析はpap1 1とtt3植物におけるフラボノイドプロファイルの変化,低Nストレスとアントシアニンを含むこれらの化合物に対する植物の適応の間の因果関係を確立したことを明らかにした。著者らの結果は,アントシアニンの重要な役割よりもむしろ低Nストレスに対する植物の耐性を付与するにおけるフラボノールを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： Arabidopsis ,  転写因子 ,  植物成長 ,  *窒素 ,  *アントシアニン ,  生合成 ,  生存率 ,  因果律 ,  栄養素 ,  作物収量 ,  レダクターゼ ,  野生型 ,  酸素複素環化合物 ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： メタボロミクス ,  適応応答 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 低窒素ストレス ,  PAP1 ,  DFR ,  アントシアニン蓄積 ,  植物耐性

分類 (3件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

物質索引 (1件)： フラボノール

タイトルに関連する用語 (5件)： 窒素 ,  ストレス ,  植物 ,  アントシアニン ,  役割