文献
J-GLOBAL ID:201802231280326058   整理番号:18A0974840

IGFシグナル伝達経路の阻害は卵巣癌細胞におけるシスプラチン耐性を逆転させる【JST・京大機械翻訳】

Inhibition of the IGF signaling pathway reverses cisplatin resistance in ovarian cancer cells
著者 (7件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 851  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7305A  ISSN: 1471-2407  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,メトホルミンが卵巣癌細胞のシスプラチンに対する耐性を逆転させ,基礎となる機構を探究するかどうかを調べることを目的とした。in vitroでの卵巣癌細胞増殖をCCK-8アッセイを用いて評価した。白金耐性卵巣癌細胞の耐性指数を測定し,細胞周期とアポトーシス率をCP70細胞におけるアネキシンV/プロピジウムヨージド二重染色により測定した。ウェスタンブロット法を用いて,インシュリン様成長因子経路の阻害剤であるメトホルミンおよびLY29400の異なる濃度で処理した細胞におけるIGF1,IGF1R,AKT,p-IGF1R,p-AKTおよびMRP2レベルを測定した。MRP2,IGF1,IGF1R,およびAKTの遺伝子発現レベルの変化を,メトホルミンで処理されたCP70細胞の蛍光リアルタイム定量的PCR分析によって測定した。ヒト卵巣癌細胞系CP70とA2780の腫瘍をヌードマウスにおける細胞の皮下移植によって確立し,MRP2発現と腫瘍抑制に及ぼすメトホルミンの効果を評価した。CP70細胞におけるシスプラチンのIC50値は,メトホルミン濃度が増加すると有意に減少した(P<0.05)。CP70細胞の細胞周期分布はメトホルミン処理で変化した。G0/G1期における細胞の割合および自然アポトーシス率は,メトホルミン処理により有意に増加した(P<0.05)。IGF1,IGF1R,AKT p-IGF1,p-IGF1Rおよびp-Akt蛋白質発現はメトホルミンにより用量依存的に増強され,また,0mMメトホルミン+10mM LY294002によるCP70細胞の処理により有意に変化した。さらに,MRP2,IGF1,IGF1RおよびAKTの発現における変化はメトホルミン濃度依存性であり,未処置対照群におけるそれと有意に異なった(P<0.05)。ヌードマウスにおいて,シスプラチン処置群の腫瘍容積は対照群より有意に少なく,シスプラチンとメトホルミン(P<0.05)による共治療によってさらに抑制され,これらの2つの薬物が腫瘍抑制に相乗効果を有することを示した。メトホルミンは,AKTシグナル伝達経路を活性化し,IGF1Rシグナル伝達経路を阻害し,MRP2発現を減少させることにより,シスプラチンに対する卵巣癌CP70細胞の感受性を濃度依存的に改善することができる。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (42件):
もっと見る

前のページに戻る