抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・電気工事に使われるペンチ・ニッパーの特徴・構造・製造工程の紹介。
・電気工事用のV.V.F.3芯線の切断が出来るよう,刃長を長めに設計し,ケーブル全体を挟み込める構造の他,導体を覆う被覆の切断のため刃の構造もそれに適した(特にニッパーは薄刃)構造。
・切断に要する荷重を下げるためグリップ長さを長めに設計,そして一部に偏心リベット構造採用。
・使用上の注意点1:対象となる作業に応じた刃の角度や硬度が設定されているため,能力の範囲を超えた使用は摩耗や破損につながるので不可。
・注意点2:通電中の使用は厳禁でまた半掛りでの使用は不可。
・材質が炭素を含む鋼で錆び易いので,水気のふき取り・定期的に防錆潤滑油を塗布するなど錆対策要。
・製造工程1)鍛造(1,200度に加熱後750kgで鍛造),2)焼なまし(800度に加熱し焼なましで鍛造時の粗い組織を密にする),3)機械加工(鍛造で成形した部品をドリルやカッターで切削),4)熱処理(組み上がった製品を800度の炉で焼き入れして鋼を硬化し,次に400度で焼き戻して適切な粘りをつける),5)刃付け(職人の手作業で刃を最終調整しテスト材で数か所切れ味確認),6)洗浄,防錆処理しグリップ装着で完成。