抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,廃水と表面水試料中の抗糖尿病性メトホルミン(MF)とその変換生成物(TP)の発生と運命を調べることであった。ホウ素ドープダイヤモンド電極(1.5V,10min)による電気化学的分解により,MFの新しいTPをアプローチした。2,4-ジアミノ-1,3,5-トリアジン(2,4-DAT),メチルビグアニド(MBG),2-アミノ-4-メチルアミノ-1,3,5-トリアジン(2,4-AMT)及び4-アミノ-2-イミノ-1-メチル-1,2-ジヒドロ-1,3,5-トリアジン(4,2,1-AIMT)を,四重極飛行時間型質量分析(QTOF-MS)及び正確な質量フラグメンテーションによる親水性相互作用クロマトグラフィー(HILIC)により同定した。しかし,良く知られた変換生成物グアニル尿素(GU)は電気化学的に形成されなかった。廃水処理施設(WWTP)からの試料において,2,4-AMTと2,4-DATは,WWTの間のTPの形成を意味する流入液から排出物への増加傾向を示した。MBGはMFの加水分解によっても形成され,従ってWWTPsにおいてこの傾向を示さなかった。GUと比較して,他のTPの濃度は一般に3桁低い。MBGと2,4-DATはまた,廃水によって影響を受けた表面水において検出されたが,4,2,1-AIMTはどの試料においても検出されなかった。MFの濃度は,流入水(14~95μg/l),排水(0.7~6.5μg/l),表面水(234ng/lまで)及び水道水(34ng/l)に対して期待される範囲であった。しかし,GU濃度は2つの研究されたWWTPのうちの1つで,流入液(158μg/lと2100μg/lの間)において,排水(26と810μg/lの間)よりはるかに高かった。これはまだ報告されていない予想外の結果である。明らかに,GUは,MFまたは抗糖尿病薬または消毒薬のような他のビグアニド化合物からの下水道システムの一部ですでに形成されている。さらに,排水中のGUの低濃度は,廃水処理におけるグアニル尿素の分解過程を示す。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】