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J-GLOBAL ID：201802231772689771   整理番号：18A1229085

越波飛沫の輸送過程に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON TRANSPORT PROCESS OF SPLASHES DUE TO WAVE-OVERTOPPING

著者 (6件)： 山城賢 (九州大学大学院 アジア防災研究センター) ,  仲村渉 ((独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 関東甲信工事局) ,  小川大輔 (九州大学大学院工学府海洋システム工学専攻) ,  児玉充由 (九州大学 工学部技術部計測・分析技術室) ,  上久保祐志 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科) ,  横田雅紀 (九州産業大学 建築都市工学部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_847-I_852(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,海岸構造物での越波に伴い発生する飛沫(越波飛沫)の輸送過程を解明することを目的に,断面2次元造波風洞水路に直立堤の模型を設置し,波と風を同時に作用させて越波飛沫の可視化実験を行い高速度カメラで撮影した.撮影した画像から画像解析により飛沫の粒径分布を得た.また,各フレームの画像解析結果から1回の越波により飛来する飛沫の総数を求め,単位体積当たりの飛沫個数密度分布として表した.不規則波と風が同時に作用する状況において,越波量と打上げ高が異なる複数の個別波を対象に,護岸背後の複数個所で計測し,飛沫個数密度の変化について検討した.その結果,本計測手法により飛沫個数密度分布の空間変化を詳細に把握できること,また,越波飛沫の発生には越波量よりも打上げ高の影響が非常に大きいことが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *構造物 ,  *越波 ,  *飛沫 ,  *輸送現象 ,  水路 ,  風洞 ,  波動 ,  *実験 ,  高速度カメラ ,  画像分析 ,  粒度分布 ,  密度分布 ,  数 ,  変化 ,  空間
準シソーラス用語： *海岸構造物 ,  越波飛沫 ,  *輸送過程 ,  断面2次元造波風洞水路 ,  *可視化実験 ,  飛沫個数 ,  空間変化

著者キーワード (5件)： wave-overtopping ,  splash ,  model experiment ,  visualization ,  image analysis

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (7件)：

• 1) 渡部靖憲, 石崎真一郎 : Flip-through型越波飛沫のサイズスペクトル,海岸工学論文集,第55巻,pp. 76-80, 2008.
• 2) 渡部靖憲, 石崎真一郎 : 越波ジェットのフィンガー化と飛沫への分裂過程,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 65, No. 1, pp. 11-15, 2009.
• 3) 武田将英,魚住健治,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁の波作用時に発生する飛沫特性に関する基礎的研究,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol. 67, No. 2, pp. I_673-I_678, 2011.
• 4) 武田将英,魚住健治,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁に波が衝突した時の飛沫の発生条件に関する基礎的研究,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 67, No. 2, pp. I_701-I_705, 2011.
• 5) 武田将英,川瀬恭平,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁に波が衝突したときの飛沫の発生過程モデルの可能性,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 70, No. 2, pp. I_946-I_950, 2014.

タイトルに関連する用語 (4件)： 越波 ,  飛沫 ,  輸送過程 ,  実験的研究