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J-GLOBAL ID：201802232034944292   整理番号：18A0836033

鹿児島県指宿市有形民俗文化財に指定されたモイドンの保全に関する現状と課題

Current Status and Issues on Conservation of Moidon designated as Tangible Folk Cultural Property in Ibusuki City, Kagoshima Prefecture

著者 (5件)： 上田萌子 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科) ,  大平和弘 (兵庫県人と自然の博物館) ,  押田佳子 (日本大 理工) ,  浦出俊和 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科) ,  上甫木昭春 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 81  号： 5  ページ： 565-570  発行年： 2018年03月30日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「モイドン(森殿)」は鹿児島県の薩摩半島と大隅半島に残された古い民俗信仰の森で,近年,モイドンは消失する傾向があり,文化財などの公的措置の効果や他の保全システムの必要性を考慮する必要がある。そこで,筆者たちは,空間構成,植生,祭りなどのイベント,モイドンの運営,モイドンに対する住民意識の変遷を調べ,指宿市の文化財に指定した。その結果は,市からの補助金がモイドンの管理に効果的に働くことを示し,その指定はモイドンの認識に寄与した。モイドンに関連した祭りの整理と簡素化が進み,祭りや管理の継続が難しいことが示唆された。モイドンの理解を深め,参加者を拡大することが必要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *保全 ,  緑地 ,  *森林 ,  空間 ,  宗教 ,  文化 ,  空間構成 ,  植生 ,  住民意識 ,  補助金
準シソーラス用語： *モイドン

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (12件)：

• 1) 上田篤(2007):鎮守の森:鹿島出版社,234-236
• 2) 谷川健一編(1995):日本民俗文化資料集成 第21 巻 森の神の民俗誌:株式会社三一書房,520pp.
• 3) 李春子(2011):神の木-日・韓・台の巨木・老樹信仰-:サンライズ出版,209pp.
• 4) 指宿市考古博物館 時遊館COCO はしむれ(編)(2014):時遊館COCOはしむれ企画展 指宿まるごと博物館V 小野民俗学と「薩南民俗」からみた指宿の民俗 企画展図録:指宿市考古博物館 時遊館COCOはしむれ, 14-17
• 5) 谷川健一編(1995):日本民俗文化資料集成 第21 巻 森の神の民俗誌:株式会社三一書房,426-431

タイトルに関連する用語 (5件)： 鹿児島 ,  民俗 ,  文化財 ,  保全 ,  現状