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J-GLOBAL ID:201802232172023730   整理番号:18A0267359

イリノテカン誘導胆汁酸吸収不良はマウスにおける回腸Asbt(Slc10a2)のダウンレギュレーションと関連している【Powered by NICT】

Irinotecan-induced bile acid malabsorption is associated with down-regulation of ileal Asbt (Slc10a2) in mice
著者 (10件):
資料名:
巻: 102  ページ: 220-229  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0673A  ISSN: 0928-0987  CODEN: EPSCED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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固形腫瘍の治療のための,主に使用されている抗腫瘍薬,イリノテカン(CPT 11)は重篤な遅延開始下痢の誘起による臨床応用を提案した。下痢症の一般的な原因として広く受け入れられている胆汁酸吸収不良(BAM)。しかし,CPT-11誘導下痢は,BAMと相関があるかどうかは不明である。本研究の目的は,マウスにおける胆汁酸ホメオスタシスに対するCPT-11の効果を調べることであった。マウスに四日間連続静脈内CPT-11を投与した。小腸,結腸,糞便,肝臓,血清および胆嚢中総胆汁酸(TBA)濃度を自動生化学アナライザにより評価し,個々の胆汁酸もLC-MS/MSにより測定した。実時間qPCRとウェスタンブロット法は,Cyp7a1,Cyp27a1,Asbt,Ostα/βのmRNAと蛋白質発現を評価するために用いた。in situループ法は頂端Na~+依存性胆汁酸塩輸送体(Asbt)の機能を評価するために行った。結果は胆汁酸プールサイズは2,3,および4日後のCPT-11処理でそれぞれ17%,25%,および40%有意に減少したことを示した。TBAsの糞便排せつはCPT-11処理後3及び4日で2.1倍に有意に増加した。Asbtの回腸発現はm RNAと蛋白質レベルで有意に減少し,Asbtの輸送能力もCPT-11処理後に減弱した。さらに,CPT-11誘導遅延開始下痢の発生率もCPT11処理マウスにおけるコレスチラミン投与後に減少した。これらの結果は,BAMはCPT-11誘導遅延開始下痢に部分的に関与しているかもしれないことを示し,その基礎となる機構はマウスの回腸におけるAsbtのダウンレギュレーションと関連すると考えられた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  生物薬剤学(臨床) 

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