抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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斐伊川は島根県の出雲地域を流れる象徴的な河川である。その文化的および産業的貢献は,地域の人々だけでなく全国の人々にとっても重要であった。長期間にわたる重い利用にもかかわらず,斐伊川の水質は非常に清浄であると思われる。河川水の現状を記述し,環境汚染を評価するために,2004年以来斐伊川のいくつかの地点で水化学をモニターした。河川水の溶解イオン,pHおよび電気伝導率の含有量を測定した。結果として,水pHは,下流域での高含有量なカルシウムイオンにより,上流域から下流域へとわずかに中和された。13年間の観測における顕著な発見は,無機窒素含有量の増加である。斐伊川の河川水における高Nレベルは,より工業化された地域における都市河川よりはまだ低い。清浄な河川の斐伊川を維持するために,水化学のモニタリングを続ける必要がある。(翻訳著者抄録)