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J-GLOBAL ID:201802232255221609   整理番号:18A0808261

リスクコミュニケーター育成プログラム開発の試み~映像メディアを用いた対話の場構築~

著者 (6件):
資料名:
号: 17  ページ: 35-55 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U1325A  ISSN: 1881-8390  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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福島第一原子力発電所の事故以降,主に放射能リスクをテーマとしたリスクコミュニケーションの取り組みが各地で進められてきた。だが,多くは啓蒙的な説明会にとどまっており,専門家と一般市民との間に十分な双方向の対話の場を生み出せていない。こうした状況を克服するためには,リスク情報を正確かつ受け手側に配慮しながら発信できるリスクコミュニケーターの育成が急務である。北海道大学CoSTEPでは2014年度にリスクコミュニケーション選択実習という新しい実習を設け,福島の農業と放射能リスクをテーマに活動した。最終的に2015年2月から3月にかけ,三つの対話イベントを実施した。本実習では,「コンテンツの制作能力」「コミュニケーションの場を生み出す能力」「適切なフレームを協働構築する能力」の三つの能力を育成することを目指し,TV番組等を活用して実習中に何度もリスク問題を取り上げて議論を重ねたこと。実際に福島で調査したこと。現地取材した映像を実習メンバーで編集してサイエンス・カフェ等で映像レポートとして上映したことの三つが大きな特徴である。これらの実践を通して「当事者性」「主体性」「多様な価値観」を獲得することができ,上記三つの能力にポジティブな効果がもたらされた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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科学技術政策・制度・組織  ,  科学技術教育 
引用文献 (30件):
  • 朝日新聞特別報道部 2014: 『プロメテウスの罠7』学研パブリッシング, 16-19.
  • 福島県 2013:「いただきます.ふくしまさん」事業 http://www.kenkou.fks.ed.jp/kyushoku/gakkoukyuusyoku%20index.htm (2015年5月4日閲覧).
  • 福島県立医科大学 2012: 『FUKUSHIMA いのちの最前線 東日本大震災の活動記録集』 http://www.fmu.ac.jp/univ/chiiki/dbook.html (2015年5月1日閲覧).
  • 福島県商工会連合会 2015: 『「福島県産品食品」に対する首都圏及び福島県内消費者の意識調査を実施』 http://www.f.do-fukushima.or.jp/image/270123_shouhishaishiki_pressrelease.pdf (2015年5月1日閲覧).
  • ふくしまの恵み安全対策協議会 2013: 「放射性物質検査情報」 https://fukumegu.org/ok/kome/(2015年5月1日閲覧).
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