文献

J-GLOBAL ID：201802232335047370   整理番号：18A1768002

効率的な癌治療のためのpH応答性ドキソルビシン負荷層状複水酸化物の容易な合成【JST・京大機械翻訳】

Facile synthesis of pH-responsive doxorubicin-loaded layered double hydroxide for efficient cancer therapy

著者 (6件)： Hakeem Abdul (National Engineering Research Center for Nanomedicine, Hubei Key Laboratory of Bioinorganic Chemistry and Materia Medica, College of Life Science and Technology, Huazhong University of Science and Technology, Wuhan 430074, China. [e-mail]) ,  Zhan Guiting ,  Xu Qingbo ,  Yong Tuying ,  Yang Xiangliang ,  Gan Lu
資料名： Journal of Materials Chemistry B. Materials for Biology and Medicine  (Journal of Materials Chemistry B. Materials for Biology and Medicine)
巻： 6  号： 36  ページ： 5768-5774  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2382A  ISSN： 2050-750X  CODEN： JMCBDV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 層状二重水酸化物(LDH)は,それらの可変化学組成,優れた生体適合性,高アニオン交換能および制御薬物放出により,薬物送達担体として特に注目されている。しかし,それらのアニオン交換能力は,水性媒体中で負電荷を有する薬物をカプセル化するための必要条件を満たすだけである。LDHへの正電荷を有する薬物のカプセル化は依然として大きな課題のままである。ここでは,高度に分散可能なドキソルビシン担持MgAl-LDHナノハイブリッド(DOX@MgAl-LDH)を得るための容易な戦略を報告する。DOX@MgAl-LDHは生理的条件下で安定であり,酸性腫瘍微小環境に応答してDOXを放出する。DOX@MgAl-LDHの細胞内追跡により,マクロピノcytosis,クラスリン及び脂質ラフト/カベオラ仲介エンドサイトーシスによる癌細胞へのインターナリゼーション後,DOX@MgAl-LDHはリソソームに輸送され,その後DOXを核に放出することを確認した。さらに,DOX@MgAl-LDHは,遊離DOXと比較して,良好な腫瘍標的化,細胞取り込みの増強,および癌細胞に対する細胞毒性を示した。in vivo抗癌実験は,DOX@MgAl-LDHが遊離DOXと比較してDOX誘導心臓毒性の減少を伴う腫瘍増殖を有意に阻害することを明らかにした。本研究は,癌治療における高効率DOXデリバリーのための新しいアプローチを提供する可能性がある。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 腫瘍細胞 ,  薬物放出 ,  リソソーム ,  *カプセル封じ ,  細胞毒性 ,  負電荷 ,  陰イオン交換 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  生体適合性 ,  インターナリゼーション ,  アミノ糖 ,  キノン ,  配糖体 ,  多価フェノール ,  デオキシ糖 ,  ピラノシド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール
準シソーラス用語： 正電荷 ,  *癌治療 ,  ナノハイブリッド ,  カベオラ , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  製剤一般  (GY02010Z)

物質索引 (1件)： ドキソルビシン

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌治療 ,  pH応答性 ,  ドキソルビシン ,  層状複水酸化物