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J-GLOBAL ID：201802232432976772   整理番号：18A0246010

WHEAT FRIZZY PANICLE遺伝子およびSHAM RAMIFICATION 2遺伝子は,コムギの花芽分裂組織の分化を独立して調節する

Polyamines in the life of Arabidopsis: profiling the expression of S-adenosylmethionine decarboxylase (SAMDC) gene family during its life cycle

著者 (5件)： MAJUMDAR Rajtilak (Univ. New Hampshire, Durham, USA) ,  MAJUMDAR Rajtilak (ARS, USDA, New Orleans, USA) ,  SHAO Lin (Univ. New Hampshire, Durham, USA) ,  TURLAPATI Swathi A. (Univ. New Hampshire, Durham, USA) ,  MINOCHA Subhash C. (Univ. New Hampshire, Durham, USA)
資料名： BMC Plant Biology (Web)  (BMC Plant Biology (Web))
巻： 17  号： Dec  ページ： 17:264 (WEB ONLY)  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： U7027A  ISSN： 1471-2229  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 背景。穂状のコムギの花序は,分岐していないことが特徴で,穂の花軸の節に1つの固着小穂をつける。花軸の節もしくは伸長した小枝梗に定数以上の小穂(SS)が発生するのは異常である。SSの発生に関連して,変化した穂の形態を有する様々なコムギ形態形質は,コムギの花序発生における遺伝的調節に関する研究のための重要な遺伝資源となる。結果。様々な非標準的な穂の形態形質を備える二倍体および四倍体コムギ系統を解析したところ,二倍体コムギTriticum monococcum Lにおける穂の分枝を決定するWHEAT FRIZZ PANICLE(WFZP)遺伝子の新規突然変異アレルの同定に成功した。さらに,コムギT.durum DesfにおけるSSの発生および穂の分枝は,T.turgidum convarとの自然に発生したハイブリダイゼーションに由来するwfzp-A/TtBH-A1突然変異の結果であることを見出した。四倍体コムギT.turgidum L.における劣性のsham ramification 2(shr2)遺伝子によって制御される偽真の分枝表現型の詳細な解析から,SHR2遺伝子が,小穂分裂組織の運命の調節と小花分裂組織の運命決定に機能する可能性が示唆された。遺伝子相互作用試験の結果から,WFZP遺伝子およびSHR2遺伝子は,小穂の発生中に異なるプロセスで独立して機能するが,別の穂分枝遺伝子がSHR2と相互作用し,共通の機能を共有することが示唆された。結論。SS変異体は,コムギ小穂の発生および分裂組織活性を制御する遺伝子の同定に関する研究における重要な遺伝子ツールである。別の標準的でないSS形態形質および穂の形態が変化したコムギ系統に関する詳細な研究により,分裂組織のアイデンティティおよび有限性を制御する新規遺伝子を同定し,遺伝子間の相互作用を解明し,これらの遺伝子が協調してどのようにコムギの穂の発生を制御しているかを明らかにできるだろう。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *コムギ属 ,  *穂 ,  *形態形成 ,  *分裂組織 ,  解析 ,  *遺伝子 ,  対立遺伝子
準シソーラス用語： *Triticum monococcum ,  *穂状花序 ,  *分枝形態形成 ,  細胞運命決定 ,  表現型解析 ,  原因遺伝子 ,  *WFZP遺伝子

分類 (2件)： 植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  麦  (FC03033M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 遺伝子 ,  SHAM ,  コムギ ,  花芽 ,  分裂組織 ,  分化 ,  調節