抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソメイヨシノの衰退度の判定を簡易的に行う方法として,樹形の状態を目視し指数化する方法の検討を行った。様々な立地条件で生育するソメイヨシノの樹形データを計測し,樹種の樹形特性の検討を行った。検討結果から,衰退度を示す樹形の判定項目として,枝葉密度・樹冠大きさ・樹冠形状・樹冠変形の4項目を挙げた。項目別に状態を指数化し,合計点を衰退度の総合判断とする判定方法を考案した。宮崎県都城市の母智丘公園のサクラ並木の衰退度の判定調査を実施した結果,衰退が進んでいる個体も多く,景観維持のためにはサクラ並木の整備方法を検討する必要があることが示された。半年前の落葉期に実施した危険度の判定結果と比較したところ,危険度と衰退度は同様の評価にならない個体が含まれ,特に小径木は判定方法の再検討が示唆された。(著者抄録)