抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本地域社会学会(JARCS)の第41回シンポジウムの焦点は,国土のグランドデザインと地域社会である。大都市,農村地域,そして離島における地域社会の現実は,楽観的な認識を持たない地元住民による「危機」に注目させることができ,それによって新たな生活圏の再編成,創生及び可能性について容易に論じられる。地域社会における生活圏の進行過程とその歴史的および社会的意義を再発見するために,楽観論が必要である。シンポジウムには,地域社会の理解とその中での生活を向上させるための様々な議論があり,それと同時にそれらの政治的,また権力構造との関係は,国家的および地政学的な変化に起因するものがある。地方の人々の「選択」は必ずしも積極的なものではなく,多くの場合,それらは外的な事情によって強制される。「生活圏としての地域社会」は,人々が彼らの生活を品位のあるものに導くことを保証する空間である。この概念を把握するためには,コミュニティの多様性,時間の流れと蓄積,および「見えない生活者」の視点を考慮することが重要である。(翻訳著者抄録)