抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・トンネル施工の山岳工法の主流であるNATM(New Austrian Tunneling Method)において,最後の覆工は上部が閉塞した凹凸のある空間にコンクリートを打設するため,作業性が悪く十分なコンクリート充填が困難。
・コンクリート打設時に残留空気の排出(脱気)や,余剰水の排水(ブリーディング水)を十分に行うことが必要で,そのために開発した「コンフィルテープ」について紹介。
・コンフィルテープは,表面層は,水浸透を制御する層で,PVAなど水溶性樹脂を被覆し,中間は,骨材となる層でポリプロピレン繊維を主とした不織布層で,裏面は接着するための層で粘着剤や両面テープで構成される三層構造。
・残留空気はコンフィルテープを伝って排出され,一定時間経過後,コンフィルテープのコーティング層が打設コンクリートの水分により脱離するとブリーディング水がコンフィルテープを伝って排出。
・ブリーディング水の排出とともにコンクリートのモルタル成分が不織布層内部に徐々に浸透し,コンフィルテープとコンクリートが一体化。
・コンフィルテープ不織布の脱気試験,モルタルの浸透試験,天端部を模擬した実大模型試験による充填率効果確認,ブリーディング水排出試験でコンフィルテープの性能評価。