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J-GLOBAL ID:201802232921842338   整理番号:18A0769613

植物の低温・乾燥耐性における水分生理学的研究

Plant Water Relations under Low-Temperature and Drought Stresses
著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 1-11  発行年: 2018年03月15日 
JST資料番号: Z0889A  ISSN: 1340-7902  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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植物は有害な環境条件を回避できない。水と関連する非生物的ストレス(干ばつ,連続降雨及び気温極値)は植物成長を低下させ,それにより収量及び穀粒品質を低下させる。そのようなストレスは自然分布範囲と栽培地域に負に影響する。植物ストレス応答は生理学的及び生化学的アプローチを用いて特性化されてきたが,植物水関係を調べるための生物物理学的アプローチはほとんど研究されていない。最初に,本レビューは,木本植物,特に異なる生態学的生息場所を持つ種々のRhododendron種における凍結耐性を調べるために,組織水の示差熱分析の使用を紹介する。花芽の過冷却能力は,各種の自然分布の北限での凍結ストレスを避けるのに十分であると思われる。第二に,花芽,花弁,種子,胚軸,葉及び根のような種々の植物器官における1H NMR緩和時間(T1,T2)から決定した水の動的状態は,老化,成熟及びストレス損傷を密接に反映する。従って,植物器官における水分状態の分析は,種々の成長段階におけるストレスに対する一次及び致死応答の両方を評価するための高感度で,非侵襲的な方法を提供する。植物は非生物的ストレスとしての干ばつだけでなく,種子乾燥にも応答して細胞代謝を保護する。高度に活発な種子の生産は,安定した収量にとって重要である。細胞内「ガラス転移」は乾燥状態での長期種子生存に不可欠である。水区画の変化と成熟種子の水分移動の損失は,炭水化物,脂質及び蛋白質のような栄養素蓄積による細胞不均一性を反映している。本論文では,環境ストレスに曝された作物における収量損失と低穀粒品質をもたらす重大な農業問題についても述べた。特に,種子登熟中の栄養分の再移動と水の動的状態に焦点を当てた。水は種子の発達と成熟を促進する重要な因子であるので,種子は水分損失に耐えることを可能にする機構を持つ必要がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物に対する影響  ,  植物生理学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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