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J-GLOBAL ID：201802233066688348   整理番号：18A0175005

Fe₃O₄(111)表面の磁性と電子状態

Magnetism and Electronic Structure of the Fe₃O₄(111) Surface

著者 (3件)： 浅川寛太 (東京大学生産技術研究所) ,  河内泰三 (東京大学生産技術研究所) ,  福谷克之 (東京大学生産技術研究所)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 38  号： 12  ページ： 608-613(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Fe₃O₄の興味深い現象としてVerwey転移と呼ばれる金属-半導体転移がある。Verwey転移は,格子ひずみと容易磁化軸の変化も伴うことが知られている。電子状態と磁気状態が絡み合って物性が発現しており,両面からの理解が必要とされている。Fe₃O₄(111)表面の磁気構造と電子状態の解明と制御を目的として行った研究を紹介する。内部転換電子メスバウアー分光法によってFe₃O₄(111)表面の磁気構造を調べた。Fe₃O₄(111)表面の電子状態制御をUPSスペクトルで調べた。水素吸着によるFe(B)電子数の制御は,表面Verwey転移制御の可能性を示している。

シソーラス用語： *酸化鉄 ,  *表面磁性 ,  *電子状態 ,  Verwey転移 ,  磁気構造 ,  Moessbauerスペクトル ,  電子 ,  紫外光電子スペクトル
準シソーラス用語： *四三酸化鉄 ,  転換電子メスバウアー分光法 ,  内部転換電子

著者キーワード (6件)： Fe₃O₄ ,  electronic structure ,  magnetism ,  Fe₃O₄ ,  electronic structure ,  magnetism

分類 (2件)： 分子の電気的・磁気的性質  (BH05032U) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

引用文献 (20件)：

• 1) Z. Zhang and S. Satpathy: Phys. Rev. B 44, 13319 (1991).
• 2) Y. Fujii, G. Shirane and Y. Yamada: Phys. Rev. B 11, 2036 (1975).
• 3) J.P. Wright and P.G. Radaelli: Phys. Rev. B 66, 214422 (2002).
• 4) J. García, G. Subías, M.G. Proietti, J. Blasco, H. Renevier, J.L. Hodeau and Y. Joly: Phys. Rev. B 63, 054110 (2001).
• 5) M. Darbandi, F. Stromberg, J. Landers, N. Reckers, B. Sanyal, W. Keune and H. Wende: J. Phys. D: Appl. Phys. 45, 195001 (2012).

タイトルに関連する用語 (2件)： 磁性 ,  電子状態