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J-GLOBAL ID：201802233153416823   整理番号：18A1892022

SD法を用いた感性の測定における評価の階層性 -EPA構造の評価性因子の多義性に注目して-

The Hierarchical Approach to the Semantic Differential Method - The Equivocality of “Evaluation” Factor in the EPA Structure -

著者 (5件)： 片平建史 (関西学院大学) ,  武藤和仁 (関西学院大学) ,  橋本翔 (関西学院大学) ,  飛谷謙介 (関西学院大学) ,  長田典子 (関西学院大学)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 17  号： 4  ページ： 453-463(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,階層的な関係を持つモデルを提案することにより,意味差判別法を用いた手法を再考した。提案した手法は,主観評価を評価的側面と記述的側面に分割し,前者は値のレベルを表現する上位層であり,後者は意味のレベルを表現する下位層であると同定した。主観評価データは,3次元物体の値および意味を測定する評価実験で得たものである。得たデータに基づいて,提案したモデルを検討し,個人差を反映できるかどうか,従来はエラーとして扱われてきた評価文脈の影響を調べた。結果は,提案したモデルが文脈と個体差の影響を表し,従来のEPA構造のような意味差判別法の枠組みを超えた階層的アプローチの必要性を示唆していることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *心理測定 ,  *感性 ,  *階層構造 ,  *多義性 ,  主観評価 ,  個体差 ,  実験
準シソーラス用語： *SD法 ,  *意味差判別法 ,  *階層性 ,  個人差 ,  評価実験

著者キーワード (4件)： 意味微分法 ,  感情的意味 ,  EPA構造 ,  階層モデル

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (29件)：

• [1] Osgood, C. E., Suci, G. J., and Tannenbaum P. H.: The Measurement of Meaning, University of Illinois Press, 1957.
• [2] 和田有史,續木大介,山口拓人,木村敦,山田寛,野口薫,大山正:SD法を用いた視覚研究-知覚属性と感情効果の研究を例として,Vision,15,pp.179-188,2003.
• [3] 大山正,瀧本誓,岩澤秀紀:セマンティック・ディファレンシャル法を用いた共感覚性の研究,行動計量学,20(2),pp.55-64,1993.
• [4] 中野光子:色彩感情と形態感情の合成効果に関する分析的研究,日本心理学研究,43(1),pp.22-30,1972.
• [5] Skrandies, W.: Evoked potential correlates of semantic meaning - a brain mapping study, Cognitive Brain Research, 6(3), pp.173-183, 1998.

タイトルに関連する用語 (8件)： SD法 ,  感性 ,  評価 ,  階層性 ,  EPA ,  性因子 ,  多義性 ,  注目