文献

J-GLOBAL ID：201802233311073402   整理番号：18A0143163

カバ(Betula pubescens)における昆虫の植食性における個体発生的変化:植物見えやすさの重要性【Powered by NICT】

Ontogenetic changes in insect herbivory in birch (Betula pubesecens): The importance of plant apparency

著者 (3件)： Zverev Vitali (Section of Ecology, Department of Biology, University of Turku, Turku, Finland) ,  Zvereva Elena L. (Section of Ecology, Department of Biology, University of Turku, Turku, Finland) ,  Kozlov Mikhail V. (Section of Ecology, Department of Biology, University of Turku, Turku, Finland)
資料名： Functional Ecology  (Functional Ecology)
巻： 31  号： 12  ページ： 2224-2232  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0225A  ISSN： 0269-8463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： いくつかの理論は植物体の全寿命を通して植物と草食動物の間の相互作用の変化を予測することを目的としている。植物防御への資源割当て及び植物明白な特性における個体発生的変化に基づく仮説は幼若および成熟植物個体間の植食性のレベルの違いに関する部分的に反対の予測を行った。北ヨーロッパの北方林における60°から69°Nの緯度勾配に沿った十か所のヨーロッパシラカバ(Betula pubescens)の若木と成木における昆虫の背景葉損失を測定することによってこれらの予測を試験した。消費された葉面積の割合は増加し,植物個体間の植食性のレベルにおける変化は,減少した,樹木サイズ小若木(2 12cm高さ)の範囲で大きな若木(13 80cm)へ,次いで成木(3 18m高さ)であった。小若木は大きな若木と成木と比較して昆虫の高い葉の品質を持ち,Eriocrania semipurpurellaのleafmining幼虫の良好な性能と大きな比葉面積によって示されるように,。,虫害への局所防御応答の誘導性を反映する,損傷した葉から消費葉面積の平均割合はカバノキサイズクラス間で変化しなかった。昆虫への葉損失は緯度60°から69°Nまでの増加に伴ってほぼ5倍減少したが,カバノキサイズクラス間でこれらの損失の相対的差は緯度に無関係であった。著者らの所見から,植物明白な特性仮説に基づく予測と良く適合したが,植物の対草食動物防御への資源配分における個体発生的変化に基づく予測を支持しない。昆虫による植物被害に及ぼす明白な特性の一般に見落とされていた影響は植物防御と植食性のレベルの間の対応の頻繁に観察されないことを,少なくともいくつかのケースでは,説明することができると結論した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *植食性 ,  虫害 ,  相互作用 ,  資源割付 ,  植物被害 ,  品質 ,  *個体発生 ,  苗木 ,  *昆虫類 ,  幼虫 ,  緯度
準シソーラス用語： 比葉面積 ,  葉面積 ,  成木 ,  草食動物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 背景昆虫植食性 ,  損傷の分散 ,  葉の品質 ,  緯度勾配 ,  植物個体発生段階 ,  植物体の大きさ ,  植物-草食動物相互作用

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (7件)： カバ ,  Betula ,  昆虫 ,  植食性 ,  個体発生 ,  植物 ,  重要性