文献

J-GLOBAL ID：201802233758724480   整理番号：18A1106126

妊娠初期のブタ子宮内膜におけるアクチンとその結合蛋白質の分布の変化:上皮リモデリングと胚接着における可能な役割【JST・京大機械翻訳】

Alterations in the distribution of actin and its binding proteins in the porcine endometrium during early pregnancy: Possible role in epithelial remodeling and embryo adhesion

著者 (4件)： Jalali Beenu Moza (Division of Reproductive Biology, Institute of Animal Reproduction and Food Research of Polish Academy of Sciences, Tuwima 10, 10-748 Olsztyn, Poland) ,  Likszo Pawel (Division of Reproductive Biology, Institute of Animal Reproduction and Food Research of Polish Academy of Sciences, Tuwima 10, 10-748 Olsztyn, Poland) ,  Andronowska Aneta (Division of Reproductive Biology, Institute of Animal Reproduction and Food Research of Polish Academy of Sciences, Tuwima 10, 10-748 Olsztyn, Poland) ,  Skarzynski Dariusz J. (Division of Reproductive Biology, Institute of Animal Reproduction and Food Research of Polish Academy of Sciences, Tuwima 10, 10-748 Olsztyn, Poland)
資料名： Theriogenology  (Theriogenology)
巻： 116  ページ： 17-27  発行年： 2018年 
JST資料番号： A1189A  ISSN： 0093-691X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 妊娠初期において,子宮上皮細胞はそれらの細胞骨格において主要な形質転換を起こし,それは子宮内膜受容体に対する子宮内膜受容体を形成する。コフィリン,ゲルソリンおよびビンキュリンのようなアクチン結合蛋白質(ABPs)はアクチン重合の調節,インテグリンへのアクチンの切断または架橋に関与している。しかしながら,ABPsがブタにおける上皮リモデリングまたは胚接着に関与するかどうかは不明である。したがって,これらの蛋白質の発現と分布を,Days10と13(着床前期間)におけるブタ子宮内膜および発情周期または妊娠の16(付着相)において調査した。日と妊娠状態はABP遺伝子発現に影響しなかったが,ビンキュリンの蛋白質豊度は発情周期の10日目より13日目に有意に高く(p<0.05),妊娠子宮内膜の16日目にその豊度は最も高かった。免疫蛍光染色により,発情周期または妊娠初期の日に依存してこれらの蛋白質の分布の変化が示された。ABPsとアクチンに対する二重免疫蛍光染色は,コフィリンが発情周期の第13と16日目に先端上皮でアクチンと共局在するが,妊娠動物では子宮内膜の上皮下間質におけるアクチンと強く関連することを明らかにした。ゲルソリンはまた,発情周期の第13および16日目に先端上皮においてアクチンと共局在したが,この関連は妊娠子宮内膜においては存在しなかった。ビンキュリンは,生殖状態に関わらず,Days13と16上の上皮下間質におけるアクチンと共局在したが,妊娠16日目の頂端上皮におけるアクチンとさらに関連していた。ビンキュリンは,子宮内膜上皮においてリン酸化された焦点接着キナーゼと相互作用し,相互作用はブタにおける概念的に分泌された妊娠-認識因子であるエストラジオール-17βに依存していた。さらに,子宮内膜上皮細胞におけるビンキュリンのサイレンシングは,それらへの栄養芽細胞接着に負の影響を及ぼした。結論として,ブタ子宮内膜におけるアクチンおよびその結合蛋白質の特異的局在化に及ぼす段階および生殖状態の影響は,それらが子宮内膜細胞骨格の調節において役割を果たすことを示唆する。さらに,ビンキュリンは,焦点接着キナーゼと相互作用することにより,上皮への胎児の付着を促進する可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： インテグリン ,  遺伝子発現 ,  リン酸化 ,  胎児 ,  *上皮 ,  上皮細胞 ,  ビンクリン ,  *アクチン ,  細胞骨格 ,  着床 ,  *子宮 ,  *子宮内膜 ,  相互作用 ,  *妊娠
準シソーラス用語： 発情周期 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 子宮内膜 ,  ブタ ,  上皮リモデリング ,  アクチン結合蛋白質 ,  接着

分類 (2件)： 生殖生理一般  (EJ15010E) ,  豚  (FD02040U)

タイトルに関連する用語 (10件)： 妊娠初期 ,  ブタ ,  子宮内膜 ,  アクチン ,  結合蛋白質 ,  分布 ,  上皮 ,  リモデリング ,  胚 ,  役割