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J-GLOBAL ID:201802233779348482   整理番号:18A0278061

フタル酸エステルへの皮膚曝露の安全性評価:代謝依存性経皮吸収【Powered by NICT】

Safety evaluation of dermal exposure to phthalates: Metabolism-dependent percutaneous absorption
著者 (10件):
資料名:
巻: 328  ページ: 10-17  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0532A  ISSN: 0041-008X  CODEN: TXAPA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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生殖毒性物質と内分泌撹乱物質として知られているフタル酸エステルはポリ塩化ビニル製品中の可塑剤として広く使用されている。本研究では,フタル酸エステルへの皮膚曝露のリスク同定を行った。フタル酸ジブチルは無毛ラットおよびヒトの皮膚に適用したとき,フタル酸モノブチルのみが皮膚を介して出現し,皮膚の透過性はモノエステルの応用直接後のそれより高かった。皮膚エステラーゼの阻害は,ジブチルエステルへの皮膚曝露後の代謝産物に対する皮膚不浸透性し,皮膚から角質層の除去は,皮膚透過挙動を変化しなかった。同様な現象はフタル酸ベンジルブチルで観察された。フタル酸モノベンジルの皮膚透過性は,ヒト中のフタル酸モノブチルのそれよりも高く,逆はラットにおいて観察された。皮膚透過プロファイルにおける種差は,皮膚ホモジネートのエステラーゼ活性に対応していた。皮膚におけるエステラーゼにより代謝されなかったジ(2-エチルヘキシル)フタラートは皮膚を横切る輸送されなかった。これらの結果は,高度に親油性フタル酸エステルは角質層脂質を容易に横切って輸送される可能性があることを示唆した。水に富んだ生層はモノエステルへの代謝によりこれらのフタル酸エステルへの透過性になる可能性があり,これは比較的親水性であった。皮膚代謝はフタル酸エステルの経皮吸収に必須である。エステラーゼ活性は大きな個人差を持っているので,フタル酸エステルへの皮膚曝露の個々のリスク同定のための必要であろう更なる研究。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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有機化合物の毒性 

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