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J-GLOBAL ID:201802233884359717   整理番号:18A0941031

開鎖配位子の不活性Mn2+錯体に向けて次の段階を取り込む 剛性PhDTA配位子の場合【JST・京大機械翻訳】

Taking the next step toward inert Mn2+ complexes of open-chain ligands: the case of the rigid PhDTA ligand
著者 (9件):
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巻: 42  号: 10  ページ: 8001-8011  発行年: 2018年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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磁気共鳴イメージングのための造影剤として不活性Mn(II)錯体を見出すための著者らの研究と一致して,著者らは芳香環剛性化EDTA類似体o-フェニレンジアミン-N,N,N′,N′-テトラ酢酸(PhDTA)を研究した。この開鎖配位子といくつかの異なる生物起源金属イオン(Ca2+,Mg2+,Zn2+,Cu2+,Mn2+)の間で形成された錯体のプロトン化定数(K)を0.15M NaCl中で25°Cで測定し,文献で報告された値と比較した。プロトン化定数は対応するcis-およびtrans-CDTA錯体のそれらより低く,これはフェニレン基の電子吸引効果に起因すると考えられる。配位子の低い全塩基度は調べた全ての金属錯体に対して低い安定度定数をもたらした。反対に,[Mn(PhDTA)]2-と[Mn(trans-CDTA)]2-の条件安定度定数はほぼ同じであり,両錯体はpH5で完全に形成され,それらのpM値も同程度であることを見出した。[Mn(PhDTA)]2-の緩和性は,[Mn(trans-CDTA)]2-錯体(r1=3.62mM-1s-1)に対して以前に決定したものとほぼ同じ(r1=3.72mM-1s-1)であり,そのpH依存性は滴定データのフィッティングに用いた平衡モデルを確認した。金属交換反応の速度論研究の結果は,[Mn(PhDTA)]2-錯体が[Mn(trans-CDTA)]2-のそれよりもわずかに良好な解離速度プロファイルを有することを明らかにした。これは最近(ヒト注入を含む)in vivoで試験されている。25°Cでの生理的pH付近での錯体の解離の半減期は19時間である。解離に対して計算した速度定数(pH=7.4,c_Cu=10μM)および排泄の半減期(1.6時間)を用いることにより,解離錯体の比率は注入線量の8%を表すと推定される。DFT研究は,[Mn(PhDTA)]2-の金属配位環境が,内部球水分子を含む[Mn(EDTA)]2-のそれと非常に類似していることを明らかにした。サイクリックボルタンメトリー研究は,[Mn(PhDTA)]2-がEDTA類似体よりもMn3+錯体への酸化に対してわずかに抵抗性であることを示した。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  第6族,第7族元素の錯体 
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