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J-GLOBAL ID:201802234063539334   整理番号:18A1154609

選択的消化管除染と健康な被験者を受けた集中治療患者の腸内細菌叢と抵抗性の比較【JST・京大機械翻訳】

Comparative gut microbiota and resistome profiling of intensive care patients receiving selective digestive tract decontamination and healthy subjects
著者 (21件):
資料名:
巻:号:ページ: 88  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7333A  ISSN: 2049-2618  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】腸内微生物相は,集中治療室(ICU)におけるそれらの滞在の間,重篤な患者において生命を脅かす感染症を引き起こすことができる日和見病原体のリザーバーである。日和見病原体による腸のコロニー形成を抑制するために,「消化管の選択的除染」(SDD)と称する予防的抗生物質レジメンは,ICU患者における臨床転帰を改善するいくつかの国で使用されている。しかし,腸内微生物叢に対するICU入院とSDDの影響はほとんど知られておらず,ここでは,SDDと健康な被験者のICU患者の腸内微生物相とその抗微生物薬耐性遺伝子(「抵抗性」)の組成を特性化する。【結果】ICUに急性に入院した10人の患者から,30人の糞便サンプルをICU滞在中に採取した。さらに,糞便は,中程度のケア病棟への転送とSDDの中止後に,これらの患者のうちの5人から収集された。10人の健康な被験者からの糞便を,1年間隔で2回収集した。16S rRNA遺伝子系統発生プロファイリングとナノ規模定量的PCRを用いて,腸内微生物相と抵抗性成分を測定した。ICU患者の微生物相は健常者の微生物相と異なり,微生物多様性が低く,大腸菌のレベルが低く,嫌気性グラム陽性菌,ClostridiumクラスターIVとXIVaの酪酸産生細菌,Bacteroidetesと腸球菌の豊度が増加していた。4つの抵抗性遺伝子(aac(6′)-Ii,ermC,qacA,tetQ)は,それぞれアミノグリコシド,マクロライド,殺菌剤,テトラサイクリンに耐性を示し,健常者よりもICU患者の方が有意に多かったが,クロラムフェニコール耐性遺伝子(catA)とテトラサイクリン耐性遺伝子(tetW)はより豊富であった。結論:SDD処置ICU患者の腸内微生物相は,健常被験者の腸内微生物相から強く逸脱した。抵抗性遺伝子の選択に対する抵抗性に対する負の影響は限られていた。患者コホートにおける交絡変数からSDDの影響を解明することはできなかったが,著者らのデータは,抗生物質耐性のための選択に関するICU入院とSDDに関連するリスクが限られていることを示唆する。しかしながら,抗生物質耐性細菌による腸の再コロニー形成が,ICU排出とSDDの停止により生じることを示す証拠を見出した。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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消化器の疾患  ,  微生物の生態  ,  感染症・寄生虫症一般 
引用文献 (47件):
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