抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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円形・楕円形平面の住宅の世界的な分布を研究した。主な内容は,1)東南アジアにおいては基層文化の遺物と考えられること,2)マルケサス・ソロモン諸島への東南アジア周縁部からの文化伝播の可能性,3)ユーラシア大陸北辺地域,ツンドラ地帯,針葉樹林帯の狩猟民住居,北極圏のイグルー,モンゴルのゲル,トルキスタンのユルト等の天幕系等に分布すること,等である。日本における縄文・弥生時代の円形を含む多様な平面形から矩形への移行に関しては,柱と柱を結ぶ架構の普及,農耕社会への移行等が考えられる。円形・楕円形平面は平面形が類似しても小屋組の構造原理,方位観,シンボリズム等多様性があることを示した。