抄録/ポイント:
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目的:慢性閉塞性肺疾患(慢性閉塞性肺疾患)患者の血清ビスファチンレベルの動態変化及び臨床意義を検討する。方法2015年1月-2017年2月陝西省漢中市人民病院呼吸内科で治療を受けた70例の遅阻肺患者の臨床資料を収集した。急性発作期と安定期、血清ビスファチンレベル、栄養評価指標、低酸素パラメータ及び肺機能指標、炎症性指標などの差異を比較し、血清ビスファチンレベルと上述指標の相関関係を分析した。結果:(1)安定期患者と比べ、急性加重期の血清ビスファチン、GLUレベルは顕著に高く、Apo-B、LDL-C、TP、ALB、GLBレベルは明らかに低く、いずれも統計学的有意差があった(P<0.05)。しかし,BMI,TC,TG,Apo-A,HDL-Cは,2群間で有意差を示さなかった(P>0.05)。(2)急性増悪期の血清ビスファチンレベルはTC,TG,TP,Apo-A,GLUと中程度の正相関を呈し,ALB,GLB,Apo-B,HDL-C,LDL-Cと弱い相関関係を示した。安定期患者のビスファチンレベルはすべての栄養評価指標とは相関がなかった(P>0.05)。(3)急性増悪期の血清ビスファチンレベルはHIF-1α、PaCO2と正の相関関係を呈し、FEV1/FVC、FEV1%、SaO2%、PaO2と負の相関関係があった。安定期患者のビスファチンレベルはFEV1/FVC、PaCO2、SaO2%と負の相関関係があり、HIF-1α、FEV1%、PaO2とは相関がなかった。(4)急性増悪期患者の炎症指標WBC数、NEU(%)、IL-8、TNF-αは安定期患者より明らかに高く、いずれも統計学的有意差があった(P<0.05)。急性増悪期患者、安定期の血清ビスファチンレベルは、いずれも炎症指標NEU(%)、IL-8、TNF-αと正の相関関係があり、WBC計数とは相関がなかった。(5)中度低酸素群、重度酸欠群患者の慢阻肺発作の急性期のビスファチンレベルは安定期より顕著に高く、統計学的有意差があった(P<0.05)。軽度の低酸素群の患者の急性発作期と安定期のビスファチンレベルには有意差が認められなかった(P>0.05)。【結語】急性発作において,血清ビスファチンレベルは有意に上昇し,慢性肺炎症性指標,栄養指標,低酸素,および肺機能指標との明らかな相関関係がある。これは,ビスファチンが急性発作または進行において重要な役割を果たす可能性があることを示唆した。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】