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J-GLOBAL ID:201802234331329240   整理番号:18A1931780

リバロキサバンによる因子Xa阻害は一酸化窒素合成とカルシウム恒常性の調節を伴うヒト心房線維芽細胞における線維形成を調節する【JST・京大機械翻訳】

Factor Xa inhibition by rivaroxaban regulates fibrogenesis in human atrial fibroblasts with modulation of nitric oxide synthesis and calcium homeostasis
著者 (9件):
資料名:
巻: 123  ページ: 128-138  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0538A  ISSN: 0022-2828  CODEN: JMCDAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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心房細動(AF)患者における脳卒中の減少において広く使用されている因子Xa阻害剤であるリバロキサバンは,プロテアーゼ活性化受容体(PAR)シグナル伝達の活性化を伴う複数の生物学的効果を有する。心房細動はAFの病態生理において重要な役割を果たす。本研究では,リバロキサバンが心房線維芽細胞活性とその根底にある機構を調節するかどうかを評価した。移動,増殖分析,一酸化窒素(NO)産生アッセイ,カルシウム蛍光イメージング,およびウェスタンブロットを,リバロキサバン(100nmol/Lまたは300nmol/L)の有無,およびL-NAME(L-NG-ニトロアルギニンメチルエステル,100μmol/L),トロンビン(0.5U/mL),PAR1阻害剤(SCH79797,0.5μmol/L)およびPAR2阻害剤(GB83,10μmol/L)の共投与で行った。イソプロテレノール(100mg/kg,皮下注射)で治療したラットをリバロキサバン(10mg/kg/日,14日間連続経口投与)の有無にかかわらず,心房細動を調べた。リバロキサバンは,遊走,プロコラーゲンI型産生,および心房線維芽細胞の増殖を減少させた。リバロキサバンはリン酸化内皮NOシンターゼ(eNOS)(Thr495,eNOSの阻害リン酸化部位)及びカルシウム(Ca2+)侵入を減少させ,NO産生を増加させた。さらに,L-NAMEは,線維芽細胞コラーゲンおよびNO産生に及ぼすリバロキサバンの効果を遮断した。EGTAの存在下では,移動能力は,リバロキサバン(100nmol/L)での処理の有無にかかわらず,心房線維芽細胞において同様に減少し,リバロキサバンがCa2+侵入を阻害することにより,心房線維芽細胞の遊走能を低下させることを示唆した。加えて,リバロキサバンは,心房線維芽細胞における移動,増殖およびプロコラーゲンI型生産能力に対するトロンビンおよびTFLLR-NH2の効果を有意に減弱した。SCH79797またはGB83は,線維芽細胞におけるプロコラーゲンI型産生,遊走および増殖能力を減少させたが,リバロキサバンの有無にかかわらず,SCH79797またはGB83は類似の線維芽細胞活性を有した。さらに,リバロキサバンはイソプロテレノール処理ラットにおける心房細動を有意に減少させた。リバロキサバン(100~300nmol/L)は,NO産生の増加およびPARシグナリングの阻害を介したCa2+侵入の減少により,心房線維芽細胞活性および心房線維症を調節する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  循環系の基礎医学 

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