抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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序:前研究において,既存の住宅地域を調査するために,街路空間における住宅空間の地域性と開放性を明らかにした。特に,街路に向かってはより住宅密度が高くなり,自己表現要素はより少なくなる。街路を利用する住民が少なくなるほど,より弱い隣接関係となった。そして,結果として隣接コミュニティの必要性が低くなる。これまでの研究においては,過去における地域性の長期的変化と住宅地域の現状の比較については調査されていないことを述べるべきである。研究目的:本研究の目標は既存の住宅地域における地域性の長期的変化を調査し,以前の研究領域を再検討することである。従って,現在の住宅地域における地域性は現在も明らかにされている。研究方法:第一の研究は1982年に,第二の研究は2016年に行われた。街路と住居入口地域の画像を用いて,物理的設定の長期的変化を分析した。第1のアンケートを第2のアンケートと比較し,地域性の変化を区別した。そして,谷中,仲町,および月島における調査の結果を分析して,既存の住宅地域における地域性を記述した。結論:著者らの重要な所見は,以下のように要約できる。(1)通路と道路を使用する居住者がより少ないと,近隣の間の関係がより弱くなり,安全性と侵入禁止の感覚について,急速な減少があった。(2)アパートと住宅への居住者の増加の結果として,近隣の関係はより弱くなる傾向がある。しかし,街路地帯の住宅の数は,以前の研究と同じ10のままである。(3)侵入禁止の感覚の変化は,それが見えない街路であるか否かにかかわらず,道路形状の変化によって影響を受ける。(4)空き家と無人地域の数の増加の結果として,居住者はより不安全に感じた。(5)インターコム,ホームセキュリティ,ゲートおよびアクセス制御の手段を供給され,また,柵によって囲まれているという事実にもかかわらず,居住者は依然として不安全性を感じている。(翻訳著者抄録)