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J-GLOBAL ID：201802234749153630   整理番号：18A1841706

SARデータと氾濫解析による水害浸水域の抽出

EXTRACTION OF FLOODED AREA BY SAR DATA AND FLOOD ANALYSIS

著者 (5件)： 青山定敬 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  内田裕貴 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  一言正之 (日本工営株式会社 中央研究所) ,  松本定一 (日本工営株式会社 名古屋支店) ,  伊東明彦 (宇宙技術開発株式会社)
資料名： 土木学会論文集 F3(土木情報学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F3 (Civil Engineering Informatics) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_181-I_187(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0254A  ISSN： 2185-6591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ALOS-2/PALSAR-2データは,天候に左右されずに日本上空を昼夜2回観測することから,災害の被災状況の監視に利用が期待されている.SARデータから得られる後方散乱係数画像を使った水害浸水域の抽出については,既に実用化に向けた検討が行われている.しかしながら,都市部や森林部では地表面を直接観測できる場所が少なく,SARデータだけでは浸水域を把握することは難しい.一方,水理学的に洪水氾濫域を推定する方法として氾濫解析が行われている. 本研究は,SARデータと氾濫解析を組み合わせた水害浸水域の抽出手法を提案し,実災害を対象にそれを適用し,その有効性について検討を行ったものである.その結果,提案手法はSARデータだけでは把握が困難な都市部等での浸水域抽出への適用が可能であることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *合成開口レーダ ,  *データ ,  *流出解析 ,  係数 ,  後方散乱 ,  画像 ,  *地域 ,  *浸水 ,  *水害 ,  河川 ,  茨城県
準シソーラス用語： *SAR ,  *SARデータ ,  ALOS-2/PALSAR-2データ ,  後方散乱係数画像 ,  水害浸水域 ,  *氾濫解析 ,  鬼怒川 ,  常総市

著者キーワード (5件)： ALOS-2 ,  SAR ,  backscattering coefficient ,  flood analysis ,  flooded area

分類 (2件)： 洪水対策  (RC12040I) ,  レーザの応用  (BD04100V)

引用文献 (16件)：

• 1) 郷右近英臣,越村俊一,松岡昌志:合成開口レーダ画像による津波浸水ラインの半自動抽出ツールの開発,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 70,No. 2,I_1486-I_1490,2014.
• 2) 飯田洋,渡辺信之,佐藤潤,小荒井衛:高分解能SARを使用した災害状況把握,国土地理院時報,No. 99,pp. 49-56,2002.
• 3) 嶋影純,山崎文雄,リュウウェン,野中崇志,笹川正:ASTERとTerraSAR-X画像を用いた2011年タイ洪水における浸水域の把握,第55回日本リモートセンシング学会学術講演会,2013.
• 4) 加藤圭太,山崎文雄:ALOS/PALSAR画像を用いた2008年岩手・宮城内陸地震による水域の変化抽出,日本地震工学会論文集,第10巻,第3号,2010.
• 5) 青山定敬,朝香智仁,工藤勝輝,内田裕貴:衛星SARデータによる津波浸水域判読に関する一考察,土木学会第67回年次学術講演会,pp. 79-80,2012.

タイトルに関連する用語 (4件)： SAR ,  氾濫解析 ,  水害 ,  浸水域