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J-GLOBAL ID:201802234884756457   整理番号:18A0630415

山地河川の土砂移動 2011年新燃岳噴火による降灰があった山地森林流域からの土砂流出

Sediment discharge from a forested-mountain watershed affected by volcanic ashfall during the 2011 eruptions of Shinmoe-dake
著者 (5件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 24-33  発行年: 2018年03月15日 
JST資料番号: G0196A  ISSN: 0286-8385  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では2011年,日本,九州,霧島崋山の新燃岳噴火中に火山灰が堆積した森林山地流域からの土砂流出特性を検討した。土砂流出の定量的推定は,砂防ダムにおける土砂流入量,ハイドロフォンを用いた掃流土砂輸送および沈降,地域貯水池における土砂を測定することにより決定した。砂防ダムは,噴火口から半径10km内に分布した。ハイドロホン観測所と貯水ダムはそれぞれ11kmと40km,噴火口の下流に位置した。砂防ダムにおける土砂流入から推定した噴火直後の比流出土砂量(SSY)は噴火前の値より最大10倍大きいと推定され,貯水池堆砂の計測から得られたSSYは噴火前の2倍から6倍大きく,103m3 km-2 yr-1 オーダーの増加であった。掃流砂輸送は噴火後3倍増加した。土砂流出特性が噴火前と噴火後で変化する可能性を考えると,検討した高い土砂流出量は,強度の水文事象だけでなく,噴火に由来する火山噴出物の除去によって生じたものであった。沖積河道への山地流域からの火山噴出物の輸送と堆積物ウェーブ(sediment wave)の下流移動を含む堆積物流出のプロセスは,強い水文事象のタイミングと堆積物流出の増加とを相互に関連付けることによって説明できる。高い土砂流出は水文事象に対応し,噴火後も持続しており,火山に隣接した流域の脇は大量の火山堆積物に覆われているので,土砂流送の継続的モニタリングは,流域管理と今後の災害リスク軽減の観点から重要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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一般,砂防工学 
引用文献 (33件):

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