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J-GLOBAL ID：201802234920817286   整理番号：18A1588999

深部マントル源地域のFeとZn同位体組成:島ピクライトにおけるバッフルからの洞察【JST・京大機械翻訳】

The Fe and Zn isotope composition of deep mantle source regions: Insights from Baffin Island picrites

著者 (9件)： McCoy-West Alex J. (Department of Earth Sciences, Durham University, Elvet Hill, Durham DH1 3LE, UK) ,  McCoy-West Alex J. (Department of Earth, Atmosphere and Environment, Monash University, Clayton, Victoria 3800, Australia) ,  Fitton J. Godfrey (School of GeoSciences, University of Edinburgh, Edinburgh EH9 3FE, UK) ,  Pons Marie-Laure (Department of Earth Sciences, Durham University, Elvet Hill, Durham DH1 3LE, UK) ,  Pons Marie-Laure (Isotope Geochemistry, Department of Geosciences, University of Tuebingen, Germany) ,  Inglis Edward C. (Department of Earth Sciences, Durham University, Elvet Hill, Durham DH1 3LE, UK) ,  Inglis Edward C. (Institut de Physique du Globe de Paris, 1 rue Jussieu, 75238 Paris cedex 05, France) ,  Williams Helen M. (Department of Earth Sciences, Durham University, Elvet Hill, Durham DH1 3LE, UK) ,  Williams Helen M. (Department of Earth Sciences, University of Cambridge, Downing Street, Cambridge CB2 3EQ, UK)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 238  ページ： 542-562  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カナダ北東部のBaffin島からの若い(61Ma)非変質ピクライトは,地球上で見られる最も高い3He/4He(最大50Ra)を有し,その後の化学修飾を回避した原始マントルを研究するためのユニークな機会を提供する。これらの高度部分溶融物は異常に高い~182W/~184W比を記録するが,それらのSr-Nd-Hf-Pb同位体組成(~142Ndを含む)は北大西洋中央海嶺玄武岩のそれらと区別できない。Baffin Islandピクライトの新しい高精度FeとZn安定同位体分析は,-0.03‰から0.13‰までの範囲のδ~56Feと0.18‰から0.28‰まで変化するδ~66Znによる限られた変動性を示す。しかし,低MgO試料におけるかんらん石とスピネルの結晶化とより高いMgOにおけるかんらん石の蓄積を反映すると解釈される2つの発散傾向を持つ,親メルトの組成の周りの同位体データの両方のセットにおいて明確な屈曲が見られた。(MgO=21wt%;δ~56Fe=0.08±0.04‰;δ~66Zn=0.24±0.03‰)。かんらん石鉱物分離は,非常に変動するFe同位体組成(δ~56Fe=-0.01‰~-0.80‰)を有する個々のかんらん石斑晶の分析により,それらの対応する全岩(δ~56Fe≧-0.62‰およびδ~66Zn≧-0.22‰)よりも同位体的に軽い。3同位体空間におけるモデル化を行うことにより,かんらん石斑晶の非常に負のFe同位体組成が非平衡拡散過程からの速度論的同位体分別の結果であることを示した。δ~56Feとδ~66Znの間に優れた相関が観察され,Zn同位体がマグマ性かんらん石により支配される単純な系においてFeと同じ過程で分別されることを示す。マグマ発達中のCuの不適合挙動は,これらのメルトの硫化物不飽和の性質と一致する。結果として,Znは純粋な親石元素として挙動し,Baffin島に基づくバルク地球Zn同位体組成の推定はロバストであるべきである。Baffin島で採取された古代の脱ガスされていない下部マントルは,バルクマントルδ~56Feの以前の推定値の誤差内にあるδ~56Fe値を有するが,Baffinマントルδ~66Zn(0.20±0.03‰)の推定値はいくつかの以前の推定値より著しく低い。著者らの新しいデータと始生代および原生代のコマタイトのそれらとの比較は,マントルのFeおよびZn同位体組成が少なくとも3Gaから現在の日まで一定に保たれていることと一致している。大規模な部分溶融物(例えば,コマタイトとピクライト)に焦点を合わせることによって,著者らの記録を,必然的に相互作用し,上昇中に周囲の浅いマントルを同伴し,融解させた試料に対して,著者らの記録を潜在的にバイアスする。Feのような主要な元素に対して,それがマントルを通して上昇するにつれて融解に連続的に関与するであろうが,マグマの最終同位体組成は完全溶融カラムの加重平均である。したがって,最小のFe同位体変動が地域間で見られることは驚くべきことではない。対照的に,Baffin Islandピクライトによって置換されたユニークな地球化学的特徴(例えばHeとW)は,最も低いマントルに由来し,マグマ上昇によって連続的に希釈されると推論される。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *同位体存在比 ,  *鉄 ,  結晶化 ,  ヘリウム ,  モデリング ,  *亜鉛 ,  マグマ ,  相互作用 ,  *マントル ,  地球 ,  同位体分別 ,  銅 ,  かんらん石 ,  メルト ,  *同位体

著者キーワード (7件)： 鉄 ,  亜鉛 ,  安定同位体 ,  ピクライト ,  コマチアイト ,  かんらん石 ,  硫化物

分類 (2件)： 同位体地質学  (DD01042T) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (9件)： 深部 ,  マントル ,  地域 ,  Fe ,  Zn ,  同位体組成 ,  島 ,  ピクライト ,  洞察