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J-GLOBAL ID:201802235133505165   整理番号:18A2243045

四国・石鎚山系においてコメツガ南限集団を確認する

Confirmation of the most southerly occurrence of Tsuga diversifolia at Mt. Ishizuchi, Shikoku, Japan, using genetic data
著者 (4件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 185-192  発行年: 2018年12月03日 
JST資料番号: Y0534A  ISSN: 0388-6212  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・Tsuga diversifolia(マツ科)は,本州北部から四国にかけて分布する日本の亜高山林の優勢木である。日本における唯一の他のTsuga種である温帯林で優勢なT.sieboldiiは,時々,亜高山帯端でT.diversifoliaの生息域と接し,そこではこれらの種の識別が困難でありうる。四国のT.diversifoliaの南縁において,この種は4つの山岳のみで知られている。しかし,T.diversifoliaの最も南の個体群の位置は不明なままである。日本の森林樹木分布の古典的な参考文献(Hayashi 1960)は,最も南部の個体群であろう石鎚山のT.diversifoliaを記録しているが,それは確認されていない。本研究は,T.diversifoliaの位置を突き止めるために,石鎚山域の調査を行った。T.diversifoliaの候補を,鶴ノ子ノ頭の瓶ヶ森林道下の斜面上の森林,およびより低い石鎚山の小道沿いで発見したが,これらは珍しい高地のT.sieboldiiまたはおそらく雑種であるかもしれなかった。本研究のために開発された葉緑体バーコードと同様に形態学的特性に基づき,標本採取した36個体のうち,鶴ノ子ノ頭由来の2つのみT.diversifoliaと確認した一方,同じ峰由来の5つを含む他の全てはT.sieboldiiであった。T.diversifoliaが石鎚山においてなぜ非常に稀であるか,そしてT.sieboldiiの高地型とのその相互作用を理解するため,更なる研究が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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植物生態学  ,  植物分類学 
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