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J-GLOBAL ID:201802235229297521   整理番号:18A1564055

中国・新疆ウイグル自治区の綿花生産における化学肥料の過剰施用の実態

Empirical Analysis of Present Situations of Excessive Use of Chemical Fertilizers in Cotton Production in the Xinjiang Uyghur Autonomous Region, China
著者 (2件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 154-176  発行年: 2018年09月03日 
JST資料番号: L7771A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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農業における化学物質の過剰使用は,社会には地下水汚染,生物多様性の損失,およびその他の環境問題などの負の効果をもたらす。中国の新疆ウイグル自治区の綿花生産における化学肥料の過剰使用はその一例であり,将来における持続可能な生産を確実にするためには喫緊の課題と考えられる。しかしひとつには汚染が非点源的なこともあって,報告された論文は限られている。本研究では,2014年10月~12月に600人の綿花農家に対して実施したアンケート調査に基づいて,新疆ウイグル地域の綿花生産における化学肥料の過剰使用の現状について経験的に解析することを目的とした。446人の調査に基づくデータの解析結果は以下の通りであった。最初に,綿花の生産における化学肥料の過剰使用は現在ではこの研究地域では普通であり,農家レベルでは適切な施肥は行われていなかった。第二に,簡単な二変量解析では,研究地域全体における綿花畑の面積に大きな開きがあったが,栽培地での化学肥料のヘクタール当たりの使用量は規模とは無関係であった。第3に,技術指導を受けた経験のある場合には,ヘクタール当たりの施肥量を減らすようであった。第4に,回帰モデルからの推定では,綿花生産者としての経験年数,綿花畑の規模,および総作付面積に対する借地面積の割合のような農民特性が,ヘクタール当たりの施肥量に有意に影響することが明らかになった。一方,年齢,教育歴,家族数,および総収入における綿花収入の割合を含む条件は,それには有意な影響はなかった。ヘクタール当たりの化学肥料の施肥量は綿花畑の面積につれて増加したが,他のすべての条件に関しては変わらなかった点には留意すべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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農業経済,農業経営  ,  施肥法・肥効  ,  繊維料作物 
引用文献 (11件):
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