抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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[目的]異なる脂肪源の人工飼料がオオメカメムシの生長発育と生殖力に与える影響を研究し、天敵昆虫人工飼料の開発に根拠を提供する。[方法]パルミチン酸油(飽和脂肪酸を含む)の人工飼料1とリノレン酸油(不飽和脂肪酸)の人工飼料2を,それぞれ12世代飼育し,F1,F4,F8,F12の幼虫の発育期間と死亡率,性比(♀:♂)を測定した。成虫の体重と産卵期、産卵量、卵孵化率及び個体群内の固有成長率などの生長発育と生殖力の指標。【結果】2種類の人工飼料は,成長発育と生殖能力に及ぼす,繁殖期の数,発育段階,および生殖力の効果に関連がある。2種類の飼料で飼育したヒメハナカメムシ2、3齢若虫の発育期間の各世代において、いずれも著しい相違が存在し、4、5齢幼虫の若虫発育期間は、飼育多代後(4齢からF8、5齢からF4)まで、顕著な差異を示した。飼育代数学の増加につれ、F8までの2種類の飼料は、トゲカメムシの各齢期の発育期間に対する影響が安定する傾向がある。一般に,飼料1は,ホソヘリカメムシ若虫の早期発育に有利である飼料1を給餌したヒメハナカメムシ2,3齢若虫の発育期間が飼料2を給餌した場合より著しく低い。飼料2は,若虫の後期発育,すなわち飼料2を給餌したホソヘリカメムシ4と5齢若虫の発育期間が飼料1を給餌したヒメハナカメムシより著しく低かった。他の指標、即ち卵、1齢若虫、総発育期間(F1のみに顕著な差異がある)と成虫の寿命、2種類の飼料の間に顕著な差異はなかった。発育期間と似て、F1カメムシの2齢から5齢若虫の死亡率と成虫の獲得率は、2種類の処理の間に顕著な差異がなかった。飼育代数学の増加につれ、2種類の異なる脂肪源飼料がヒメハナカメムシの各齢級の死亡率及び成虫の獲得率に与える影響が増強され、即ちF4からいずれも飼料1処理の2齢と3齢若虫の死亡率、成虫の獲得率が飼料2処理より低かった。4齢と5齢若虫の死亡率は飼料2処理より高かった。卵の孵化率と1齢若虫の死亡率は,2つの飼料間で有意差を示さなかった。飼育初期の2種類の人工飼料で処理したヒメハナカメムシの雌雄成虫の体重と雌成虫の相対的な日平均体重の増加率には著しい差がなく、飼育代数学の増加につれ、F8飼料1を給餌したヒメハナカメムシの雌雄成虫の体重、雌の相対的な日平均体重の増加率は飼料2より明らかに低かった。稔性率はヒメハナカメムシの飼育開始時に2種類の飼料間で有意差を示さなかったが,F4から飼料1で飼育したヒメハナカメムシの稔性は飼料2よりずっと高く,飼料1で飼育したF1からF8までの個体群の固有成長率および個体群倍加時間は飼料2より良好であった。しかし、この差異は飼育代数学の増加につれ、次第に減少し、F12時の結果に正反対である飼料2で飼育したヒメハナカメムシの個体群内の固有成長率及び個体群倍加時間はいずれも飼料1より優れる。他の生殖力指標(成虫性比はF1のみに顕著な差異がある)は2種類の人工であった。飼料間で有意差はなかった。[結論]飽和脂肪酸を含む人工飼料(飼料1)は,若虫の発育期間を短縮し,死亡率を減少させ,雌虫の稔性を高めることができたが,不飽和脂肪酸を含む人工飼料(飼料2)は,若虫の成長に好適であった。成虫の収率と個体群成長率は増加した。従って、その後の研究生産において、昆虫の異なる発育段階に人工飼料中のいくつかのキー栄養素を添加或いは低減することで、飼育対象の特定の生長段階に適した人工飼料を調合し、それによって、トゲカメムシの継代飼育に最適な効果を達せられるようになった。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
