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J-GLOBAL ID：201802235687264262   整理番号：18A2170656

溶鋼ノズルの耐食性に及ぼすスラグ塩基度の影響

著者 (4件)： 野村輝 (黒崎播磨 技研) ,  高見行平 (黒崎播磨 技研) ,  LI Ling (黒崎播磨 技研) ,  森川勝美 (黒崎播磨 技研)
資料名： 耐火物  (Refractories)
巻： 70  号： 12  ページ： 590-593  発行年： 2018年12月01日 
JST資料番号： F0515A  ISSN： 0039-8993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・溶鋼鍋-タンディッシュ間の溶鋼移送に用いられるロングノズルのスラグライン部に適した耐火物を選定するため,カーボン量を一定にしたマグネシア(MG),アルミナ(AG),スピネル(SPG)およびジルコニアカーボン(ZG)耐火物の溶融スラグに対する耐食性を評価。
・CaO/SiO₂(C/S)比が1および3の溶融スラグを投入した1550°CのSS400溶鋼中の浸漬試験を実施して溶損速度,スラグ-メタル界面を観察。
・溶損速度はMG,AG,SPG,ZGの順に大きくなり,いずれの塩基度でもMGが最も高く,ZRが最も低いことが判明。
・C/S=1スラグでは,飽和溶解度が高いためMgOが溶解してスラグフィルムの粘性を低下するため,MGの溶損速度が高くなると推定。

シソーラス用語： *浸漬ノズル ,  *耐火物 ,  マグネシアカーボン煉瓦 ,  アルミナカーボン煉瓦 ,  スピネル耐火物 ,  ジルコニア耐火物 ,  溶鋼 ,  *耐食性 ,  溶損 ,  溶融スラグ ,  塩基度 ,  浸漬試験 ,  表面構造 ,  溶解度 ,  粘性 ,  酸化カルシウム ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： スピネル質耐火物 ,  損耗【耐火物】 ,  溶損速度 ,  界面組織 ,  スラグライン ,  スラグフィルム ,  熱力学計算

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  炉,鋳造設備  (WC01070I)

引用文献 (2件)：

• 竹内友英,笠井清人,森川勝美,内田峯夫:耐火物,57[2]82-83(2005).
• 向井楠宏,岩崎浩,江口忠孝,飯塚祥治, J. M. Toguri : 耐火物,42[12]710(1990).

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶鋼 ,  耐食性 ,  スラグ ,  塩基度