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J-GLOBAL ID:201802235729169240   整理番号:18A0967131

ヒトヒアルロン酸シンターゼ-1は上皮-間葉転換,微小核形成および中心体異常を介して悪性形質転換を促進する【JST・京大機械翻訳】

Human hyaluronic acid synthase-1 promotes malignant transformation via epithelial-to-mesenchymal transition, micronucleation and centrosome abnormalities
著者 (7件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 48  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7050A  ISSN: 1478-811X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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【背景】ヒトヒアルロン酸(HA)分子を,3つの膜にわたるヒアルロン酸合成酵素(HAS1,HAS2およびHAS3)によって合成する。3つのうち,HAS1は細胞内HAを合成する細胞質空間に局在することが分かった。HAは,細胞外マトリックス(ECM)と細胞表面に主に存在する普遍的なグリコサミノグリカンであるが,細胞内にも検出される。癌細胞,癌周辺間質,ECMにおけるHAの蓄積は,一般的に患者の独立予後因子と考えられている。より高いHA産生は,薬剤耐性に寄与することが知られている複数の癌型において,より高い腫瘍グレードとより多くの遺伝的不均一性と相関し,治療失敗をもたらす。腫瘍不均一性と腫瘍内クローン多様性は,診断と治療のための主要な課題である。ゲノム不安定性,腫瘍不均一性およびその後の表現型/臨床症状を開始するドライバー経路の同定は,癌の診断および治療のための基本である。これまで,細胞内HA状態(HAS1により生産された)と腫瘍における遺伝的多様性の発生を相関させる証拠は示されていない。【方法】HAS1発現を誘発するために設計した異なる細胞系を試験した。これらのHAS1発現細胞の上皮形質,中心体異常,微小核形成および多核形成を測定した。リアルタイムPCR,3D細胞培養アッセイ,共焦点顕微鏡,免疫ブロット法およびHA捕捉法を実施した。【結果】著者らの結果は,HAS1の過剰発現が上皮形質の損失を誘導し,中心体異常,微小核形成および多核形成を増加させることを示し,悪性形質転換,腫瘍内遺伝的不均一性の発現を示し,癌幹細胞発生のための適切なニッチを形成する可能性がある。【結論】HAS1によって産生された細胞内HAは,ゲノム不安定性と腫瘍内不均一性を悪化させることができ,癌の開始と進行における細胞内HAの基本的役割を指摘する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
引用文献 (76件):
  • Am J Pathol; Hyaluronan in peritumoral stroma and malignant cells associates with breast cancer spreading and predicts survival; P Auvinen, R Tammi, J Parkkinen, M Tammi, U Agren, R Johansson, P Hirvikoski, M Eskelinen, VM Kosma; 156; 2000; 529-536; 10.1016/S0002-9440(10)64757-8; CR1;
  • Breast Cancer Res Treat; Hyaluronan synthases (HAS1-3) in stromal and malignant cells correlate with breast cancer grade and predict patient survival; P Auvinen, K Rilla, R Tumelius, M Tammi, R Sironen, Y Soini, VM Kosma, A Mannermaa, J Viikari, R Tammi; 143; 2014; 277-286; 10.1007/s10549-013-2804-7; CR2;
  • Front Immunol; Hyaluronan synthase 1: a mysterious enzyme with unexpected functions; H Siiskonen, S Oikari, S Pasonen-Seppanen, K Rilla; 6; 2015; 43; 10.3389/fimmu.2015.00043; CR3;
  • J Biol Chem; Hyaluronan and homeostasis: a balancing act; MI Tammi, AJ Day, EA Turley; 277; 2002; 4581-4584; 10.1074/jbc.R100037200; CR4;
  • Mod Pathol; Breast cancer stromal myxoid changes are associated with tumor invasion and metastasis: a central role for hyaluronan; M Wernicke, LC Pineiro, D Caramutti, VG Dorn, MM Raffo, HG Guixa, M Telenta, AA Morandi; 16; 2003; 99-107; 10.1097/01.MP.0000051582.75890.2D; CR5;
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