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J-GLOBAL ID：201802235748139504   整理番号：18A0234763

蒸気タービン車室・弁き裂補修技術に関する研究について

著者 (1件)： 森下啓司 (中国電力)
資料名： エネルギア総研レビュー(Web)  (中国電力研究テーマ(Web))
号： 50  ページ： 4-5 (WEB ONLY)  発行年： 2017年11月27日 
JST資料番号： U1130A  ISSN： 2432-2601  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・火力発電所の蒸気タービン車室・弁の内面には,起動・停止に伴う熱疲労と運転中の熱応力保持によるクリープが原因で,き裂が発生。
・発生したき裂は定期検査時に研削し,肉盛溶接補修を行い,溶接割れを防ぐため,炉に入れて溶接後熱処理が必要。
・現場で溶接補修ができるよう,鋳鋼部材に対して溶接後処理なしでも必要な高温強度を有する溶接方法を開発。
・溶接方法として,ニッケル合金溶接とリメトル法を選定し,比較対象である工場修理法(炉に入れて溶接後処理を行う方法)を併せた3種類について評価試験を実施。
・高温疲労試験とクリープ疲労試験により,ニッケル合金溶接は高温疲労・クリープ疲労とも工場修理法の役1/2の破断繰返し数であった。
・この破断繰返し数を当社開発のき裂進展予測プログラムに当てはめた結果,次回定期検査までの修理としては適用可能と判断。
・ニッケル合金溶接の実機模擬試験の結果,施工の困難な上向き溶接でもき裂は発生せず,施工性は良好。
・ニッケル合金溶接による溶接変形量を確認した結果,変形量は許容範囲内であり,また,変形した場合の機械加工についても対応可能。

シソーラス用語： 発電所 ,  火力発電 ,  *蒸気タービン ,  *タービン車室 ,  弁 ,  *熱疲れ ,  *亀裂 ,  定期検査 ,  *修理 ,  肉盛 ,  溶接割れ ,  評価試験 ,  疲れ試験 ,  クリープ疲れ ,  高温疲れ ,  *現場溶接 ,  溶接姿勢 ,  溶接変形
準シソーラス用語： 上向き溶接 ,  肉盛溶接 ,  熱疲労 ,  疲労試験 ,  補修

分類 (2件)： 火力発電  (NB03040D) ,  蒸気タービン  (PB01040R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 蒸気 ,  タービン車室 ,  弁 ,  き裂 ,  補修 ,  研究