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J-GLOBAL ID：201802236149618290   整理番号：18A0146813

ヤツメウナギにおける非性的嗜好性を利用する雄性フェロモンの系統発生的分布【Powered by NICT】

Phylogenetic distribution of a male pheromone that may exploit a nonsexual preference in lampreys

著者 (10件)： Buchinger T. J. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Bussy U. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Li K. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Wang H. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Huertas M. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Baker C. F. (National Institute of Water and Atmospheric Research Ltd, Hamilton, New Zealand) ,  Jia L. (College of Fisheries and Life Sciences, Shanghai Ocean University, Shanghai, China) ,  Hayes M. C. (United States Geological Survey, Western Fisheries Research Center, Seattle, WA, USA) ,  Li W. (Department of Fisheries and Wildlife, Michigan State University, East Lansing, MI, USA) ,  Johnson N. S. (United States Geological Survey, Great Lakes Science Center, Hammond Bay Biological Station, Millersburg, MI, USA)
資料名： Journal of Evolutionary Biology  (Journal of Evolutionary Biology)
巻： 30  号： 12  ページ： 2244-2254  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0534A  ISSN： 1010-061X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェロモンは動物界に亘る生物で使用される最も重要な性的シグナルの一つである。しかし,数は脊椎動物で同定され,脊椎動物フェロモンほとんど理解されていないを背景にある進化メカニズムを残した。受信機の知覚システムにおける既存のバイアスは視覚および聴覚シグナル伝達系を形成するが,受信機バイアスはフェロモンコミュニケーションの進化にどのように影響するかに関する研究は少ない。ヤツメウナギPetromyzon marinusは比較的よく理解されている一連のフェロモンを使用し,脊椎動物フェロモンコミュニケーションの進化を研究するためのユニークな機会を提供する。以前の研究は,接合フェロモン3-ケトペトロミゾノール硫酸(kpzs)男性シグナル伝達は生産飼育生息場所への移動を誘導する幼若放出3kpzsに無性引力を利用することを示した。ここでは,10属の六と三群の二を含む系統発生的比較を用いて3kpzs男性シグナル伝達の分布を推定した。著者らの結果は,P.marinusとIchthyomyzon castaneusのみが高い速度で3kpzsを放出することを示した。P.marinus,I.castaneusと性的信号として3kpzsを使用しない他の三種のサブセットときゅう覚と行動アッセイは雄性シグナル伝達は,特異的嗅覚機構を持つ3kpzsを検出し,配偶者探索中の関連標的引力をもつ3kpzsに応答する雌適応の進化を駆動した可能性があることを示した。3kpzs通信I castaneusとP.marinusで独立して進化したが,他の種は3kpzs通信を失った代替を除去することはできないと仮定した。にもかかわらず,著者らの結果は,脊椎動物フェロモンの稀な大進化研究を示し,フェロモンコミュニケーションの基礎となる進化的機構への洞察を提供した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 聴覚 ,  *フェロモン ,  男性 ,  脊椎動物 ,  受信機 ,  *性フェロモン ,  視覚 ,  バイアス ,  コミュニケーション ,  嗅覚 ,  通信 ,  部分集合 ,  *系統発生 ,  *ヤツメウナギ ,  生息場所

著者キーワード (4件)： 化学的コミュニケーション ,  ヤツメウナギ目 ,  受信機バイアス ,  信号進化

分類 (1件)： 進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： ヤツメウナギ ,  性的嗜好 ,  雄性 ,  フェロモン ,  系統発生 ,  分布