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J-GLOBAL ID：201802236168335836   整理番号：18A0003254

地すべりのひずみ及びひずみ速度の経時変化による崩壊の切迫性評価

Evaluation of urgency for failures based on temporal variation in strain and strain rate of landslide

著者 (4件)： 杉井良平 (土木研) ,  西井稜子 (土木研) ,  西井稜子 (新潟大) ,  石井靖雄 (土木研)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 54  号： 6  ページ： 259-268  発行年： 2017年11月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,既往地すべり34事例の観測値をもとに,ひずみとひずみ速度の経時変化から崩壊の切迫性を評価する手法を検討した。その結果,地すべりのひずみとひずみ速度が急激に増加する点(加速点)以降の観測値を用いた場合に,既往の崩壊時刻予測手法の信頼性が高くなる傾向が示された。また,収集した事例では,加速点及び崩壊直前のひずみとひずみ速度は共に一定値を超えていた。これらの結果から,地すべりのひずみとひずみ速度に閾値を設定し崩壊の切迫性を3段階に区分できることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *地滑り ,  *歪 ,  *歪速度 ,  *経時変化 ,  *崩壊 ,  *評価 ,  *優先順位 ,  予測 ,  時間 ,  クリープ ,  閾値
準シソーラス用語： 切迫性評価 ,  第3次クリープ ,  崩壊時刻予測 ,  崩壊予測

分類 (2件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (19件)：

• 1) 斉藤迪孝・上沢弘 (1966) : 斜面崩壊時期の予知, 地すべり, Vol.2, No.2, pp.7-12.
• 2) 斉藤迪孝 (1968) : 第3次クリープによる斜面崩壊時期の予知, 地すべり, Vol.4, No.3, pp.1-8.
• 3) 斉藤迪孝 (1987) : 斜面崩壊時刻予測のためのクリープ曲線の適用について, 地すべり, Vol.24, No.1, pp.30-38.
• 4) 福囿輝旗 (1985) : 表面移動速度の逆数を用いた降雨による斜面崩壊時刻の予測法, 地すべり, Vol.22, No.2, pp.8-13.
• 5) 斉藤迪孝 (1992) : 実証土質工学, 技法堂出版, pp.160-163, pp.167-170.

タイトルに関連する用語 (6件)： 地すべり ,  ひずみ ,  ひずみ速度 ,  経時変化 ,  崩壊 ,  評価