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J-GLOBAL ID：201802236365912893   整理番号：18A1850642

打音検査による欠陥定量的評価の高精度化に対する随伴変数法の適用

Application of Adjoint Variable Method for High Accurate Numerical Evaluation of Defect Based on Hammering Test

著者 (8件)： 松岡瑛喜 (長岡技術科学大学大学院 機械創造工学専攻 機械情報・制御工学講座) ,  廣瀬陽一 (長岡技術科学大学大学院 機械創造工学専攻 機械情報・制御工学講座) ,  倉橋貴彦 (長岡技術科学大学大学院 機械創造工学専攻 機械情報・制御工学講座) ,  村上祐貴 (長岡工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  外山茂浩 (長岡工業高等専門学校 電子制御工学科) ,  池田富士雄 (長岡工業高等専門学校 機械工学科) ,  井山徹郎 (長岡工業高等専門学校 機械工学科) ,  井原郁夫 (長岡技術科学大学大学院 機械創造工学専攻 機械情報・制御工学講座)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 67  号： 9  ページ： 869-876(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,構造中の空洞位置と空洞サイズの同定のための逆解析を提示した。性能関数は,観測された音圧と計算された音圧の間の残差の二乗和によって定義される。ここでは,観察された音圧を,打音検査の実験においてマイクロホンによって測定した。この問題は,性能関数を最小化するために空洞位置と空洞サイズを見出すことである。この問題に対する定式化を随伴変数法により行い,波動方程式と有限要素法に基づいて音圧伝搬の数値シミュレーションを行った。さらに,空洞位置と空洞サイズの同定も随伴変数と有限要素法に基づいて行った。観測された音圧により,打音信号も同定された。そのために,空洞位置と空洞サイズの初期条件を与えることが重要である。本研究では,自己組織化マップに基づくクラスタ化の結果を用いて,空洞位置と空洞サイズの初期条件を決定した。本論文では,部分問題に対する空洞位置と空洞サイズの同定を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *音響検査 ,  欠陥 ,  評価 ,  改良 ,  空洞 ,  欠陥検査 ,  解析 ,  音圧 ,  マイクロホン ,  波動方程式 ,  有限要素法 ,  シミュレーション ,  自己組織化 ,  クラスタ化 ,  構造用鋼 ,  鋼材 ,  残差
準シソーラス用語： 高精度化 ,  *打音検査 ,  定量的評価 ,  逆解析 ,  数値シミュレーション ,  SS400

著者キーワード (7件)： 非破壊試験 ,  ハンマーイング試験 ,  自己組織化マップ ,  クラスタリング ,  波動方程式 ,  有限要素法 ,  随伴変数法

分類 (1件)： 非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (11件)：

• 1) T. Kamada, M. Asano, M. Kunieda and K. Rokugo,”Quantitative non-destructive evaluation of de-fects in concrete surface layer by impact acoustics methods”,Dobokou Gakkai Ronbunsyu, Vol.22, No.704, pp.65-79, 2002.
• 2) Y. Ito and T. Uomoto,”Impact acoustics of re-inforced concrete beams with cracks”,Domoku Gakkai Ronbunsyu, Vol.35, No.564, pp.169-176, 1997.
• 3) H. Enomoto, T. Inagawa and H. Yokoyama,”A study on the best specification of the inspection device of tunnel concrete lining”,Doboku Gakkai Ronbunsyu, Vol.66, No.784, pp. 87-97, 2005.
• 4) M. Asano, T. Kamada, M. Kunishi and K. Roku-gou,“Quantiative relationship between the size and depth of defect in concrete and hammering characteristics”,Proceedings of the Japan Con-crete Institute, Vol.23, No.1, pp.589-594, 2001.
• 5) A. Nouchi, Y. Murakami, T. Iyama and F.Ikeda, “Evaluation of internal defects in concrete basedon frequency response function considering vibra-tion characteristics by hitting”,Proceedings of theJapan Concrete Institute, Vol.38, No.1, pp.2133-2138, 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 打音検査 ,  欠陥 ,  定量的評価 ,  高精度化 ,  随伴 ,  変数