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J-GLOBAL ID：201802236395992714   整理番号：18A0313164

共同調製施設への調製・出荷作業の委託によるネギ経営への効果-千葉県の事例を対象として-

著者 (1件)： 鎌田譲 (千葉県農林総合研究セ)
資料名： 農業経営研究  (Japanese Journal of Farm Management)
巻： 55  号： 4  ページ： 21-26  発行年： 2018年01月25日 
JST資料番号： L4236A  ISSN： 0388-8541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・課題:近年我が国の従来からのネギ主産地である千葉県,埼玉県などのネギ作付け面積の減少が大きい。
・この減少は,ネギ生産経営の機械化・省力化が不十分なことが主因と推定。
・解決策としてネギの収穫・調整・出荷作業の機械化・省力化を考えた。
・また,全国のいくつかの産地でネギの調整作業を委託する共同調整施設が設置されている。
・本稿では,これらの共同調整のネギの調整・出荷作業への効果を千葉県の共同調整施設を事例として分析した。
・プロトタイプ化した農家モデルを構築し,変数しとしてネギの収量,単価,変動費,減価償却費・修繕費,主な機械の価格,臨時雇用賃金,自作地面積,借地料,作業委託料,および品目として秋冬ネギ,春ネギ,夏ネギ,水稲を用いた。
・結果:調整作業の委託は,調整作業の省力化によって,ネギの作付け面積を大きく拡大するが,農業所得に与える効果は家族労働力の規模やネギの価格水準,調整委託料の水準によって異なる。

シソーラス用語： *ネギ ,  *農業経営 ,  *機械化 ,  *省力化 ,  調製 ,  出荷 ,  作業 ,  アウトソーシング ,  事例研究 ,  共同利用 ,  施設 ,  *所得 ,  家族 ,  労働力 ,  価格 ,  千葉県 ,  埼玉県 ,  解析モデル
準シソーラス用語： 委託 ,  産地 ,  *農業所得

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (3件)：

• 千葉県(2010):『野菜経営収支試算表』.
• 溝田俊之(2011):「ネギ作の機械化と大規模経営確立」,『千葉県農林総合研究センター特別報告』,2,pp.75~81.
• 鈴木茂(1996):「大型野菜集選果場の運営と産地の動向」,『関東東海農業経営研究』,87,pp.71~74.

タイトルに関連する用語 (8件)： 共同 ,  調製 ,  施設 ,  出荷 ,  委託 ,  ネギ ,  経営 ,  千葉