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J-GLOBAL ID:201802236439717142   整理番号:18A1341481

Bombyx moriカイコ繊維の高次構造形成に関する包括的研究:セリシン画分の影響,紡糸過程の調節および金属イオン相互作用

Comprehensive Study on the Formation of Higher-Order Structure of Bombyx mori Silkworm Fibers: Influence of Sericin Fractions, Modulation of Spinning Process, and Metal Ion Interactions
著者 (6件):
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巻: 74  号:ページ: 95-108(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Bombyx moriカイコの完全成熟幼虫から水中に取り出された液状絹(LS)ゲルの基本的溶解挙動と,フィブロインとセリシン画分間の複合体形成の影響を調べた。「海島」構造化したキャストしたままのゲル膜のWAXD測定は,アニーリング後に,フィブロインリッチ「島」部分が安定なシルク1構造を形成し,一方,「海」部分はいかなる外部剪断力なしで室温で非晶質からシルク2結晶構造に変換されることを明らかにした。しかし,フィブロイン相については,シルク2変性を得るために非常に長い緩和時間が必要であった。Bombyx moriの完全成熟幼虫の凍結乾燥絹糸腺における結晶変性に直接及ぼすフィブロインとセリシン間の相互作用の影響を調べた。後部絹糸腺において,フィブロインはフィブロインの多型性に従ってシルク1構造を形成した。セリシンP画分が分泌される中部絹糸腺では,フィブロインはシルク2結晶回折を示した。セリシンP画分の分泌に続いて,明確なシルク1結晶回折により示されたセリシンM画分が分泌された。しかしながら,絹2結晶回折はほとんど変化しないままであり,これはセリシンM画分がフィブロインの結晶転移を調節する可能性を有することを意味する。さらに,繊維構造の形成に及ぼす流動状態のLS水溶液への紡糸過程の調節または金属イオンの添加の影響を調べた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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繊維物性一般 
引用文献 (46件):
  • [1] J. Magoshi, Y. Magoshi, and S. Nakamura, Mechanism of fiber formation of silkworm. In“Silk Polymers” (D. Kaplan, W. Adams, B. Farmer,C. Viney Eds.), American Chemical Society,Washington, D. C., Vol. 544, Chapter 25, 292 (1993).
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  • [3] T. Kikutani, Y. Kawahara, T. Matsui, A. Takaku,and J. Shimizu, Seikeikakou, 1, 333 (1989).
  • [4] T. Kikutani, Structure development in syntheticfiber production. In “Handbook of Textile Fibre Structure Volume 1 : Fundamentals and Manufactured Polymer Fibres” (S. J. Eichhorn, J.W. S. Hearle, M. Jaffe, T. Kikutani Eds.),Woodhead Pub. Ltd., 157 (2009).
  • [5] Z. Shao, and F. Vollrath, Nature, 418, 741 (2002).
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