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J-GLOBAL ID:201802236564261586   整理番号:18A0809673

南海トラフの内部付加プリズム内における地層の起源:NanTroSEIZE測線に沿った粘土鉱物構成からの証拠

The origin of strata within the inner accretionary prism of Nankai Trough: Evidence from clay mineral assemblages along the NanTroSEIZE transect
著者 (1件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: e12252  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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南西日本沖の南海沈み込み帯縁辺のより顕著な構造要素の1つは,外部プリズムから内部付加プリズムを分離するアウト オブ シーケンス衝上断層(メガスプレー断層)である。内部プリズム(メガスプレー断層の上盤)は主として泥岩からなり,その堆積相は,四国海盆における同時期の堆積物(すなわち沈み込むフィリピン海プレートからの付加物)や第四紀の楔状海溝からの粗粒タービダイト層と比較した場合に謎が残る。粘土鉱物構成は堆積相のミスマッチを増幅している。内部プリズムからの泥岩は一様にスメクタイトに枯渇しており,そのバルク平均値は23~24wt%であり,一方,四国海盆堆積物は時間とともにスメクタイトの割合が漸減し,10Maでの平均値46~48wt%から1Maでの17~21wt%になった。フィリピン海地域におけるプレート境界の再構築は,難問に対する一つの解を与える。15Maから10Maの間に,太平洋プレートはNanTroSEIZE測線の近くに沈み込み,海溝-海溝-海溝三重接合点は北東に移動した。この期間の付加作用には太平洋プレート上に堆積した堆積物が含まれる。フィリピン海プレートの運動は10Maから6Maで変化し,その結果として原始南海トラフに沿った左ずれのすべりをもたらした。その期間に付加した堆積物は,複合的な岩屑供給源を有し,おそらく三重接合点近傍に堆積した。6Maにおけるフィリピン海プレートの沈み込み再開は,伊豆-本州衝突帯近傍の分水嶺の再編成と,衝突する伊豆弧の両側における巨大な海底谷の段階的な切開をもたらした。付加した鮮新世の泥岩は,四国海盆に対してよりも,三重接合点の古環境に対してより高い親和性を有する。沈み込む四国海盆の地層と付加した太平洋プレート堆積物との間のこれらの相違は,摩擦特性,構造,及び続成作用をもたらす流体の形成についての解釈について重要な示唆を与える。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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プレートテクトニクス 

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