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J-GLOBAL ID：201802236617613014   整理番号：18A1492876

北海道の藻場干潟ビジョンの紹介と技術的課題

Vision to Restore Seaweed Beds and Tidal Flats in Hokkaido, Japan.

著者 (3件)： 松永靖 (北海道 水産林務部) ,  菅原範彰 (北海道 水産林務部) ,  中山威尉 (北海道 水産林務部)
資料名： 水産工学  (Fisheries Engineering)
巻： 55  号： 1  ページ： 59-63  発行年： 2018年07月15日 
JST資料番号： F0449B  ISSN： 0916-7617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,北海道の南西部沿岸域に沿った無人航空機(UAV)調査,潜水調査,および過去の知見から,藻場の減少に影響を及ぼす要因について調べた。ウニ類による食害,遊走子などの海藻種子の欠乏,および安定した基質の不足が,水温の上昇や栄養分の不足に加えて,藻場の減少の主因であると考えられた。藻場を再生させるためには,石やコンクリートブロックによる藻場の造成だけでなく,ウニ類の密度管理や母藻および海藻種子の移植が必要である。さらに,藻場の管理コストを低減し,実施基準を定義し,そして環境変化に対する最新の技術を収集することが非常に重要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *藻場 ,  *干潟 ,  北海道 ,  有害生物防除 ,  *回復 ,  漁場環境 ,  海藻 ,  養殖 ,  保全
準シソーラス用語： 食害防除 ,  *資源回復 ,  移植【養殖】 ,  生態系保全

分類 (3件)： 海藻類  (FH02040G) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  生態系  (EE01040P)

引用文献 (11件)：

• 北海道水産林務部:平成27年北海道水産現勢,2016.
• 北海道立総合研究機構:水産試験場の磯焼け研究が目指すもの,平成25年度北海道磯焼け対策連絡会議資料,2014.
• 水産庁:藻場・干潟ビジョン,2016.
• 瀬戸雅文・川井唯史・巻口範人:海洋深層水の放水による岩礁性藻場造成に関する基礎的研究,海洋開発論文集,17:123-128,2001.
• 瀬戸雅文・佐藤達明・山下克己:北海道における対馬暖流の長期変動がコンブ生産量に及ぼす影響,海洋開発論文集,22:619-623,2006.

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  藻場 ,  干潟 ,  ビジョン ,  技術的課題