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J-GLOBAL ID:201802236665148642   整理番号:18A1688855

腐生真菌Trichoderma arundinaceumの二次代謝トランスクリプトームに及ぼすトリコテセン毒素調節遺伝子の欠失の影響【JST・京大機械翻訳】

Effect of deletion of a trichothecene toxin regulatory gene on the secondary metabolism transcriptome of the saprotrophic fungus Trichoderma arundinaceum
著者 (8件):
資料名:
巻: 119  ページ: 29-46  発行年: 2018年 
JST資料番号: W0857A  ISSN: 1087-1845  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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トリコテセン類は多様なライフスタイルを持つ複数の菌類種により生産されるテルペノイド毒素である。これらの菌類において,トリコテセン生合成遺伝子(トリ)クラスタは,Cys_2His_2Znフィンガー蛋白質(TRI6)をコードする遺伝子を含んでいる。植物病原性Fusarium種の分析は,Tri6がトリ遺伝子発現を調節することを示す。ここでは,抗微生物性トリコテセン harzianum A(HA)を生産する腐生菌Trichoderma arundinaceumにおけるTRI6機能を解析した。TRI6をコードする遺伝子,Tri6の欠失はHA産生を阻止し,トリ遺伝子の発現を低下させた。そして,トリコテセン生合成に供給する一次代謝産物であるファルネシル二リン酸(FPP)の合成に必要なメバロン酸生合成遺伝子を得た。対照的に,Tri6欠失は,FPPからエルゴステロールの合成に必要なエルゴステロール生合成遺伝子の発現に影響を及ぼさなかったが,おそらく,FPPの増加レベルがトリコテセン生産の不在下でエルゴステロール合成に利用できるため,エルゴステロール生産を増加させた。RNA-seq分析は,T.arundinaceumにおける49の二次代謝産物(SM)生合成遺伝子クラスタの10の遺伝子が増加した発現を示し,5つがTri6欠失突然変異体(Δtri6)における発現低下を示したことを示した。代謝及び転写変化にもかかわらず,Δtri6変異体は菌類植物病原体の増殖を阻害する能力において減少しなかった。著者らの結果はT.arundinaceum TRI6がトリおよびメバロン酸経路遺伝子の両方の発現を調節することを示す。他のSMクラスターの発現に及ぼすTri6欠失の影響が,TRI6がクラスター遺伝子のプロモーター領域に結合するか,またはトリコテセン産生が他のSM経路に影響するかどうかを決定することが残っている。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  代謝と栄養 

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