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J-GLOBAL ID:201802236731853085   整理番号:18A1892846

安定同位体トレーサおよびシンクロトロン放射μX線蛍光分析により明らかにされたアーバスキュラー菌根菌によるカドミウムの取り込みと内生固定化

Uptake and Intraradical Immobilization of Cadmium by Arbuscular Mycorrhizal Fungi as Revealed by a Stable Isotope Tracer and Synchrotron Radiation μX-Ray Fluorescence Analysis
著者 (9件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 257-263(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: L0704A  ISSN: 1342-6311  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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アーバスキュラー菌根(AM)菌類は重金属汚染に対する植物耐性を改善することができる。この解毒能力は,AM菌が宿主植物における金属の取り込みと分布にどのように影響するかに,大きく依存する可能性がある。菌根植物におけるカドミウム(Cd)耐性の基礎となる機構への洞察を得るために,2つの実験を行った。安定同位体Cd106と区画ポットを採用して,Lotus japonicusによるCdの取り込みに対するAM菌,Rhizophagus irregularisの寄与を定量化した。さらに,シンクロトロン放射μX線蛍光(SR-μXRF)を適用して,亜細胞レベルで菌根のCdを局在化した。得られた結果は,菌根コロニー形成が植物根におけるCd固定化を著しく高めることを示した。根がCdプールに直接アクセスした場合より,菌糸のみが菌糸区画においてCdにアクセスしたとき,Cdは植物シュートに分配されなかった。SR-μXRFイメージングにより,外生菌糸により吸収されたCdは根圏内の真菌構造に移行し,その中で,樹枝状が大量のCdを蓄積することを示したが,しかし,菌類構造を持たない植物細胞および植物細胞壁は,Cdの量がごくわずかであった。本結果は,AM菌により吸収されたCdの内生固定化に対する直接的証拠を提供し,これはCdに対する植物の増強された耐性に大きく寄与する可能性がある。したがって,AM菌類はCd汚染土壌の植物安定化に役割を果たす可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  植物生理学一般  ,  カドミウムとその化合物 
引用文献 (32件):

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