抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)は,主に交通管制,設備監視,及び料金収受の業務を行う各システムから成り,その中央処理設備に搭載されたソフトウェアで統括制御される。新興国をはじめとする海外市場では,高速道路における交通量の増加に対して,安全性の向上や交通渋滞の緩和を目指したITSの導入が急がれている。東芝は,これまでの国内納入実績で培った運用ノウハウや蓄積した技術とともに,各地域で求められる要件を調査した結果を基に,海外市場向け基盤ソフトウェアとして“グローバルITS中央ソフトウェア”を開発した。このソフトウェアは,短納期かつ低コストでの導入が可能で,これからITSを導入する地域の様々な要件を満たせるようにスリムな構成とし,他社製の外部機器とも接続できるように可能な限り業界標準のインターフェースを採用している。2014年3月に受注したわが国初の海外向けITSパッケージ事業である“ベトナム南北高速道路向けITSプロジェクト(ホーチミン~ゾーザイ区間)”に適用し,2017年3月から運用が開始されている。(著者抄録)