抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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公共建築の構造材に製材品を供給するためには,製材工場が設計上必要な強度等級を持つ製材品を揃えて供給することが必要となる。青森県八戸市の西白山台小学校校舎新築工事では,県内の製材工場がスギとアカマツの県産材の製材品を供給した。その事例では,丸太段階や製材過程で動的ヤング係数を測定して必要な強度等級を持つ製材品を選別していく方法により,必要な強度等級を持つ製材品を揃えることができた。本研究では,この方法を「強度選別」と呼ぶこととし,製材現場での実施状況や測定データを検討することにより,強度選別の方法をまとめた。また,強度選別を行うことにより,製材工場では出荷段階に生じる製品のロスが抑えられるとともに,目標とする強度等級の製品を確保する見通しを立てながら製材作業を進めることができ,効率的な製材ができると考えられた。(著者抄録)