文献

J-GLOBAL ID：201802237518887415   整理番号：18A0534820

天然バクテリオクロロフィルJ凝集体の亜鉛クロリンモデル系の自己集合における経路複雑性【Powered by NICT】

Pathway complexity in the self-assembly of a zinc chlorin model system of natural bacteriochlorophyll J-aggregates

著者 (3件)： Ogi Soichiro (Universitaet Wuerzburg, Institut fuer Organische Chemie, Am Hubland, 97074 Wuerzburg, Germany. [e-mail]) ,  Grzeszkiewicz Charlotte ,  Wuerthner Frank
資料名： Chemical Science (Web)  (Chemical Science (Web))
巻： 9  号： 10  ページ： 2768-2773  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7042A  ISSN： 2041-6539  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バクテリオクロロフィルc,d,およびe染料自然界に見られる最も効率的な集光性J凝集体システムへの自己組織化が,それらの超分子充填配列はまだ議論の最中であると多くのモデルが,それらの地域および長範囲規則度に提案されている。ここでは,MeOH/水溶媒混合物中の速度論的および熱力学的研究によって二つの競合凝集経路の興味ある相互作用を亜鉛クロリン(ZnChl)染料に基づく合成モデル系のための明らかにした:励起子結合のJ二量体からなる速度論的に制御されたオフ経路ナノ粒子の生成と熱力学的により安定な一次元螺旋状繊維の形成は,J結合拡張凝集体から成る。後者の高次を原子間力顕微鏡とJ凝集体のより狭い吸収スペクトルによって証明される。協調K_2K成長モデルを組み合わせた競合二量化モデルと最近開発された熱力学モデルに基づいて,エネルギー景観はこの生体模倣システムの経路の複雑さを記述することを導くことができた。著者らの研究はオフ経路ナノ粒子の速度論的安定性はメタノール/水溶媒混合物におけるZnChlまたは含水量の濃度増加と共に増加することを明らかにした。水含有量が>90%では深く捕捉されたオフ経路ナノ粒子生成物は,合理的な時間スケール内でより秩序化熱力学的生成物には変換しないことを形成した。これらの観察に基づいて,自然のBChl染料の非平衡凝集構造も緑色細菌のクロロゾームに存在する可能性があるという仮説を立てた。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *凝集体 ,  励起子 ,  相互作用 ,  原子間力顕微鏡 ,  速度論 ,  熱力学 ,  二量体 ,  染料 ,  *凝集 ,  長範囲規則度 ,  一次元 ,  ナノ粒子 ,  *自己集合 ,  二量化
準シソーラス用語： *J会合体 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (4件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  核酸一般  (EB04010U) ,  貴金属触媒  (CB06122I) ,  金属の結晶構造  (BK06000V)

タイトルに関連する用語 (8件)： バクテリオクロロフィル ,  J凝集体 ,  亜鉛 ,  クロリン ,  モデル ,  自己集合 ,  経路 ,  複雑性