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J-GLOBAL ID：201802237636505176   整理番号：18A0474685

プレーリーハタネズミ間の皮質avpr1aの発生調節における遺伝的変異【Powered by NICT】

Genetic variation in the developmental regulation of cortical avpr1a among prairie voles

著者 (7件)： Okhovat M. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Chen I. C. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Dehghani Z. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Zheng D. J. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Ikpatt J. E. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Momoh H. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA) ,  Phelps S. M. (Section of Integrative Biology, University of Texas at Austin, Austin, TX, USA)
資料名： Genes Brain and Behavior  (Genes Brain and Behavior)
巻： 17  号： 1  ページ： 36-48  発行年： 2018年 
JST資料番号： A1615A  ISSN： 1601-1848  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 初期の経験は,脳および行動の持続的な影響を与える可能性があるが,これらの効果の強さは遺伝的変異によって影響される。原理的には,多型CpG(polyCpGs)はDNAメチル化を変化させることにより遺伝子-環境相互作用(G × E)に寄与するかもしれない。本研究において,著者らはプレーリーハタネズミの脳梁膨大後皮質(RSC V1aR)(Microtus ochrogaster)におけるバソプレシン受容体1a豊度の発達に及ぼすpolyCpGsの影響を調べた。二代替対立遺伝子(‘HI’/‘LO’)は,成人期にRSC avpr1a発現,V1aR豊度と性的忠実度を予測するこれらの対立遺伝子はCpG部位の頻度と推定上のイントロンエンハンサでのメチル化が異なっていた。LO対立遺伝子の上昇したCpG豊度はホモ接合Lo/Loハタネズミは発生摂動により敏感にしていると仮定した。RSC V1ar量における遺伝子型相違は個体発生の初期出現し,推定上のエンハンサーのメチル化における差を伴っていたことを見出した。予測されたように,オキシトシン受容体きっ抗薬(OTA)を用いた産後の処理は,Lo/Lo成人ではなくそのHI/HI兄弟におけるRSC V1aR豊度を減少させた。同様に,ゼブラリンによるメチル化阻害はLo/Lo成人におけるRSC V1aR,HI/HI同胞を増加した。これらのデータは,RSC V1aRにおける遺伝子-環境相互作用を示した。しかし驚いたことに,どちらのOTAもゼブラリンはイントロンエンハンサーの成人メチル化を変化させ,感受性の違いは,エンハンサー単独でのCpG密度では説明できないことを示唆した。メチル化DNA immunoprecipiation配列決定はHI/HIとLo/Loハタネズミの間に付加的な差次的メチル化領域を示した。将来の研究は,RSC V1aRとその発生的に誘発された変化の個体発生におけるこれらの領域と他の調節要素の役割を調べるべきである。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 個体発生 ,  遺伝子型 ,  遺伝子 ,  *メチル化 ,  感受性 ,  対立遺伝子 ,  ハタネズミ属 ,  成人 ,  相互作用
準シソーラス用語： *ハタネズミ ,  CpG ,  バソプレシン受容体 ,  DNAメチル化 ,  *遺伝的変異 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (10件)： 差次的メチル化領域(DMR) ,  DNAメチル化 ,  遺伝子×環境相互作用 ,  Microtus ochrogaster ,  表現型可塑性 ,  多形CpG ,  脳梁膨大後部皮質 ,  V1aR ,  バソプレシン受容体1A ,  ゼブラリン

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： ゼブラリン

タイトルに関連する用語 (3件)： 皮質 ,  調節 ,  遺伝的変異